syp
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そんな声が 薄暗い"施設"から聞こえてくる。
自分は自分の声が嫌い。 喋ったら怒られてしまうから。
syp_0202、小さくしてsyp。 これが自分の名前。
読み書きができるからそこそこ 僕はいい方だと思う。
でも言葉が"話せない" 教えて貰えないから、 出し方が分からない。
自分から出てくる、こういうの "えきたい"って言うんだっけ。 がいっぱい出てくるの
名前は知らない。色も知らない。 感じ方も知らない。
下に落ちていく、 えいたいを見つめる くらいしかできないんだ。
でもある日大きい人が来た。
syp
syp
???
喋ることが出来ないので こくり、と頷き返す
???
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???
???
???
???
???
???
なんて言ってるのか ちょっと分かんない。
でもお願いしてる。
syp
syp
???
???
???
???
kn
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tn
syp
トントン、って人は 本?で見たとんかつ?に似てる!
kn
syp
kn
tn
kn
tn
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syp
kn
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tn
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syp
すーすー、と規則正しい 呼吸音と共に寝ている彼。
よほど苦しかったのだろう。 幸せそうな顔をしている…
これからはもっと 楽しいこと、嬉しいこと させたるからな…!
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