大人になりたくない
卑怯で
ずる賢く
助けを求めるものを無視する
めんどくさいと手を伸ばさない
あちらこちらで毒を吐く
そんな大人が嫌いだ
大人になってしまえば
きっと僕もその中に入ってしまう
僕はそれが嫌だ
けど
どれだけ逃げても
どれだけ願っても
どれだけ時間が止まって欲しくても
僕の気持ちなど知らぬまま
時は淡々と進んでいく
そして僕の体も
時に合わせ成長する
体だけが成長しても
こんな思考回路では
まともな大人にはなれないだろう
そもそも僕は僕という存在自体
間違ったものだ
男 女
僕は体は女らしい
しかし中身は男だと言う
僕自身普通に産まれたかったのだが
普通とはなんだろうという疑問に至ったため
考えるのを放棄した
寝転がり本を読む
淡々と時間が過ぎる
気づけば次の日の夜明けまで
僕は調べ物をしていた
病気に関すること
その他諸々
けれど僕は何ひとつ分からなかった
諦めて布団に入る
嗚呼
頼むから
この眠りで終わりにしてくれ。
そう思いながら眠りにつくも
どうせ目覚めしまうのだろう。
大人になりたくないどころか
もう
生 き て い た く な い ん だ