クリスマスの夜に君に恋する

12月23日

美咲の部屋

美咲は中学生になった今でも

サンタクロースのことを信じてる

周りからバカにされても

サンタクロースのことは信じている

その時

ｶﾞﾁｬﾝ!

美咲の部屋の窓が割れた

そこに居たのは

絵本などで見たサンタクロースとは裏腹に

金髪の髪の毛で、ピンクの服を着た

いわゆるチャラ男だ

絵本とかのような 白い髭など生えておらず、誰が見てもサンタクロース には見えない

ﾁﾗｯ(カレンダーの方を見る

割れた窓は何も無かったかのように元通り

明日を楽しみに、美咲は眠りについた

12月24日 クリスマス・イブ

3年後になった今でも

サンタさんとは毎年会う

サンタさんは毎年、一日早く来て

一緒におしゃべりする

サンタさんと喋るのはすごく楽しい

面白いし、優しいし…

ちょっぴりあわてんぼうだけど

でも毎年会う度にどんどん好きにな

いつしか【友達】という感情が【好き】という感情に変わる

この感情に気づいた私は脈が早くなっていた

そして今日はクリスマス・イブ

すると、ｶﾞﾁｬﾝ!

窓が割れた

早くなる鼓動を抑えながら会話をする

恋に必要なもの

思い

人間じゃなくても

思い際あれば恋はできる

サンタクロースに恋をしました