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紅優
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コメント
9件
そろそろdnちゃんも十二席の一員になるのかな…… jpさんの侵食率が上昇してるけど他のみんなも侵食してるのかな……だからこそ間違えないようにするってことかな…… これからも頑張ってください!!!
初コメ失礼します! この作品の展開が面白すぎて、一日でここまで読んでしまいました!
深夜。
全ての照明が落ちた地下区画。
誰もいないはずの場所で。
一つだけ。
音が響いていた。
ドクン。
ドクン。
地下第五封印区画。
特別封印庫。
黒核。
その前。
白い影が立っていた。
翌朝。
境界局本部。
研究区画。
怜が大量のデータを確認していた。
愛水 怜《無刻》
隣で博が画面を見る。
灰渕 博《静界》
怜は画面を指す。
そこには。
《地下第五封印区画》
《黒核反応記録》
愛水 怜《無刻》
愛水 怜《無刻》
灰渕 博《静界》
愛水 怜《無刻》
愛水 怜《無刻》
博は黙る。
訓練場。
颯は刀を振っていた。
王骸級戦。
異骸級任務。
少しずつ。
十二席との距離が近付いている。
しかし。
胸の奥に残るもの。
黒核の声。
『次は、お前自身が選べ』
白狐 颯
その時。
足音。
振り向く。
白狐 颯
風雅が立っていた。
緑龍 風雅《白夜》
白狐 颯
風雅は少しだけ颯を見る。
緑龍 風雅《白夜》
白狐 颯
風雅は木刀を渡す。
緑龍 風雅《白夜》
模擬戦。
颯が踏み込む。
第一剣技。
《断歩》。
風雅は受け流す。
白狐 颯
連撃。
しかし。
風雅は避け続ける。
緑龍 風雅《白夜》
緑龍 風雅《白夜》
白狐 颯
緑龍 風雅《白夜》
緑龍 風雅《白夜》
図星だった。
颯は黙る。
緑龍 風雅《白夜》
風雅は木刀を構える。
緑龍 風雅《白夜》
緑龍 風雅《白夜》
その瞬間。
警報。
《地下第五封印区画》
《異常反応》
二人の表示が変わる。
地下第五封印区画。
十二席が集結していた。
特別封印庫の前。
扉がゆっくりと開いていく。
黒核。
だが。
暴走ではない。
黒い粒子が。
一定の形を作っている。
龍樹 琥珀《葬列》
愛水 怜《無刻》
誰も動かない。
風雅が前へ出る。
緑龍 風雅《白夜》
その時。
黒い粒子が。
風雅ではなく。
颯へ向かう。
赫鞘 樹《赫災》
しかし。
颯は逃げなかった。
白狐 颯
怖い。
でも。
足は動いた。
第一接続。
《透過》。
黒い粒子と触れる。
その瞬間。
頭の中へ。
大量の感覚が流れ込む。
悲しみ。
孤独。
苦しみ。
そして。
誰かを守りたいという感情。
白狐 颯
声が響く。
「境界」
「お前はまだ、こちら側ではない」
「だが」
「完全な人間でもない」
颯は目を見開く。
白狐 颯
白狐 颯
その言葉。
黒核が反応する。
ドクン。
ドクン。
その場にいた十二席全員が見た。
黒核が。
颯は拒絶しなかったことを。
しかし。
風雅だけは。
別のものを見ていた。
颯の足元。
黒いノイズ。
それが。
ほんの一瞬だけ。
形を持った。
境界の紋章。
地下を出た後。
琥珀が風雅へ言う。
龍樹 琥珀《葬列》
龍樹 琥珀《葬列》
風雅は黙る。
龍樹 琥珀《葬列》
龍樹 琥珀《葬列》
風雅は静かに答える。
緑龍 風雅《白夜》
緑龍 風雅《白夜》
風雅は自分の腕を見る。
黒い紋様。
緑龍 風雅《白夜》
その夜。
風雅の侵食率。
《71%》
限界まで。
少しずつ近付いている。
そして。
地下深く。
黒核は静かに響く。
ドクン。
ドクン。
まるで。
第十二席誕生の時を。
待つように。