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ある日の昼時 僕は仲の良い同僚に話しかけられた
僕は急に聞かれたので驚いた まぁこの美味しそうな 完璧なお弁当 男が持っていたらそりゃ周りは彼女からの愛妻弁当だと思うだろう
そこにまたもう1人同僚が来て 2人とも興味津々だった だから僕は正直に言ったんだ
そう遡る事数年前
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僕の通っていた高校は 平均偏差値70 所謂超進学校 普通科でも平均偏差値が69だったから 理数科に進んだ僕は更に上の平均偏差値73 だから猛勉強しなくてはならなかった 親は共働きでいつも家にいなかったから 僕には親が居ないのは勿論朝ご飯が用意された食卓なんて 記憶になかった 勿論お弁当なんて1度も作って貰った記憶はない
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勉強を億劫とは考えた事はなかったし 友達も沢山いたから寂しくは無かったけど 他の奴は毎日親の手作り弁当だったのが 少し不満ではあった
でも母さんが作る卵焼きの味だけは覚えていたんだ
でもそんなある日の事
リビングに行った時 ふと視線を机に向けると そこには
そこには手作り弁当があった
感動のあまり涙が溢れそうになったが 頑張って抑えその日は学校に向かった
もう本当はこの時点でちょっとの違いを感じとってたら 今このお弁当の存在は違う物になってたのかな
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そして馬鹿忙しい授業をこなし 昼の時間になった
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弁当箱を開けると色とりどりのおかずが入っていて その中にはちゃんと卵焼きがあった
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どれも凄く美味しくて 今にも泣き出しそうだったけど 涙目になりながらも ぐっと堪えて 最後卵焼きを口に入れた
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そう僕は浮かれていたんだ 最初から可笑しい 弁当作って僕の親が僕に直接教えない訳がない どれだけ夜遅くでも叩き起して来るだろう でもこの時切実に嬉しくて 両親意外が僕を大切に思ってくれたんだと もう普通の愛情が解らなくなっていたんだと思う
そう僕はもう分かってる 誰がいつもお弁当を作ってくれているのか いつも僕を見守ってくれてる 君の事
きっとこれが僕らの
没…