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西野陽菜
窓の外を見て 思わず声が出た
ザーッと雨が降っている。
クラスメイトA
クラスメイトB
教室は帰りの準備で ざわざわしている。
私は机の横を見た。
西野陽菜
朝は晴れていたから、 持ってきていない。
少し悩んでから、カバンを 持って立ち上がった。
西野陽菜
廊下に出て、昇降口まで来たとき
山田悠真
後ろから声がした。
振り向くと、同じクラスの男の子
西野陽菜
彼は私の顔を見て、少し笑った。
山田悠真
西野陽菜
山田悠真
図星で、言葉が止まる。
西野陽菜
山田悠真
恥ずかしくて目をそらす。
すると彼は、自分の傘を 軽く持ち上げた。
山田悠真
西野陽菜
一瞬、頭が真っ白になる。
西野陽菜
山田悠真
当たり前みたいに言う。
山田悠真
そう言って、傘を開いた。
パッ、と広がる音。
私は少し迷ってから、小さく言った。
西野陽菜
外に出ると、雨の音が大きくなる。
傘の下に入る。
思っていたより距離が近い。
肩が触れそうで、ドキドキする
山田悠真
山田くんが言う。
西野陽菜
山田悠真
西野陽菜
言葉に詰まる。
だって今は。
西野陽菜
そのとき、風が吹いた。
雨が横から入ってくる。
西野陽菜
私は思わずバランスを崩した
その瞬間。
ぐっと腕を引かれる。
山田悠真
気づいたら、彼のすぐ近くにいた。
傘が少し傾いて、二人の距離が もっと近くなる。
顔を上げると、目が合った。
西野陽菜
心臓がうるさい。
すると彼が、少し照れた顔で言った。
山田悠真
西野陽菜
山田悠真
西野陽菜
彼は少し笑う。
山田悠真
西野陽菜
思わず声が出る。
山田悠真
彼は少しだけ視線をそらして言った。
山田悠真
胸がドキッとする。
雨の音が、さっきより 大きく聞こえる。
しばらく歩いたあと。
彼がぽつっと言った。
山田悠真
西野陽菜
山田悠真
私は少し考えてから、笑った。
西野陽菜
山田悠真
西野陽菜
山田悠真
西野陽菜
一瞬びっくりした顔をして
それから彼は笑った
雨はまだ降り続いてる
でも今は少しだけ。
この帰り道が、 終わらなければ いいのにって思った。