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ぷりっつ
ぷりっつ
俺にも恋人がいた
大切な、何よりも守りたい人が
幸せだった毎日、毎日
でも、その幸せもすぐに崩れた
覚えているのは
トラックに轢かれそうになった
大切な人を守るために
飛び出した時の風景
その後
莉犬
そんな声が聞こえた気がする
その声が俺が聞いた莉犬くんの
最後の声だった
目覚めた時には
もう俺を待ってくれる大切な人はいなかった
その代わり枕元に手紙があった
ぷりちゃんへ 俺を庇ったせいでもう何ヶ月も目覚めていないね、ごめんね、俺のせいだね、俺がもっと周りを警戒して歩いてれば、俺がそもそもぷりちゃんを遊びに行こう!なんて誘わなければ、ごめんね、自分勝手だけど俺はもう耐えられない、勝手な俺を許してね、さようなら、世界一愛しています 莉犬
おかしい、なにかの間違いだと
思いたかった
でも現実は変わらなかった
親分が後から来て教えてくれた
莉犬くんはもう二度と目覚めないかもしれないと
俺がずっと眠っていたせいで
俺が1番守りたい人を守れなかった
俺のせいで
回復してすぐに莉犬くんに会いに行った
でも莉犬くんはなにも言わなかった
笑ってくれなかった
おかえり待ってたよと言ってくれなかった
莉犬くんが目覚めなくて
待つ辛さが痛い程わかった
目覚めてくれやしないか
毎日ずっと待ち続ける
でも起きてくれない
俺のせいだ
どうしてもっと早く起きなかったんだ
そもそもあの道を通らなければ
過去は変わることは無いのに
どうしても考えてしまう
そんなに事を何ヶ月続けただろう
毎日をただ眠るように過ごすようになってしまった
動くのは莉犬くんに会いに行く時だけ
そんな俺を励ましてくれていたのは
あっきぃと師匠だった
あっきぃ
ころん
ぷりっつ
ぷりっつ
あっきぃ
あっきぃ
ころん
あっきぃ
ころん
あっきぃ
ころん
ぷりっつ
ぷりっつ
ころん
ころん
ぷりっつ
ころん
ころん
あっきぃ
あっきぃ
ぷりっつ
ころん
あっきぃ
あっきぃ
ぷりっつ
あっきぃ
ころん
あっきぃ
ぷりっつ
あっきぃ
ころん
ころん
あっきぃ
ぷりっつ
そんな感じで毎日来てくれた
俺はあっきぃと師匠のおかげで元気に莉犬くんを待てる
でも、今度は師匠があっきぃを待たないと行けない
俺が救ってもらったように
2人を支えないと
俺たちみたいにさせたら行けない
優しい2人には幸せになって貰わないと
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
ぷりっつ
あっきぃ