千夏
ふわぁ~…久しぶりに自分の部屋で寝るなぁ。
千夏
おやすみなさい。
千夏
ん……。背中痛……って、は!?
千夏
ここどこ……?
千夏
畳……?また異世界?
千夏
サイバーでパンクな世界と打って変わって、次は古風で趣があるな…。
※前の世界が強烈過ぎて、驚かなくなった千夏ちゃんです。
千夏
(誰もいなさそう…。外の状況把握が欲しい…出口を探すか。)
千夏
まずはこの障子から…
千夏
……あ、外だ。なんか明るい?
千夏
お囃子?お祭りか何かあるのかな?
※良い背景が無かった…。
千夏
完全にお祭りじゃないですかぁ…それに、江戸時代風な……語学通じるかな?
千夏
どこか話しかけやすい人は…
千夏
あの、ちょっとよろしいですか?
爺さん
ん?なんじゃ?
千夏
(良かった…通じる。)実は私他所者でして…(小声
千夏
今日はなんのお祭りなのでしょう?
爺さん
他所者かい?…確かに、見ない顔じゃな。
爺さん
今日は、百鬼夜行祭じゃよ。
千夏
百鬼夜行祭…魑魅魍魎が催すんですか?
爺さん
そうじゃ。
爺さん
そんで……その百鬼夜行の壱から陸の妖怪に、生贄を捧げねばならん。信仰祭なんじゃ。
千夏
(信仰祭…神話みたいだ。)
千夏
教えてくださり、ありがとうございます。
爺さん
他所者からしたら、不気味じゃろう?無理してこの村に居る必要は無いぞ?
千夏
大丈夫です。そんな生贄だなんて大将な者になれる訳が無いですもの。
爺さん
そうかい…。それなら、悔いなく祭りを楽しんでくれ。
千夏
…。少し、探索してみるか。
千夏
(なんかすごいここ…行列ができてる。しかも、皆若い女性…?まさか、全員生贄?)
千夏
(何かを訴えてる?)
女モブ
六鬼様!ぜひ、私を生贄に選んでください!!
女モブ
いえ六鬼様!私を!!!
(同じ様な訴え。
千夏
(自ら生贄に!?ますますわからん…。)
キャーー!!!
千夏
なんだ!?
裏卜
うるさ…。
千夏
(あれなんか見たことある顔だな~(棒読み)
仏
この刻になると毎回騒がしくなるね…。
女モブ
ぜひとも!私を…
初兎
んーー、ちょっと待ってな〜……はぁ。
千夏
(疲れ切ってるじゃん…。さすがの人外でも女の子に叫ばれるの疲れるんだ…。じゃなくて!またもや似てる人との転移か……。)
千夏
……。
千夏
(とりあえずこっから去ろうっと。)
裏卜
……。
初兎
壱、どしたん?疲れたか?
裏卜
疲れたかって聞かれると疲れたけど、そうじゃなくて、…今晩の食卓に良さげな匂いがあったんだけど、消えちゃった。
仏
いや探さないと駄目でしょ!って言っても、まだ律から陸も来てないし、勝手に行動するのはだめか〜。
裏卜
まだそんな遠く行ってないみたいだし、変装して様子ぐらいは見てみるよ。
仏
分かった。
初兎
分かった。んじゃあ、弐と僕は此処を何とかしないとな…。
仏
あはは…(疲労
千夏
……空綺麗すぎない?
千夏
(ここは祀りの灯りも届かないし、落ち着く…。)
変装した裏卜
(あの人だな…。着けてみよう。)
千夏
(少し頭を整理しよう。)
千夏
……駄目だ。頭が考えることを拒否してる…。
千夏
混乱してるんだ。
変装した裏卜
……。
変装した裏卜
お姉さん、大丈夫?
千夏
あなたは…
変装した裏卜
(しまった!声掛けしないようにしてたのに…なんで。)
変装した裏卜
え、えっと…何か悩み事?
千夏
悩みというか、脳を休ませたい感じです。
千夏
異質な環境に身をおいてたんで、疲れが溜まってると思うんです。
変装した裏卜
なるほど〜。
千夏
(何だかこの人…まあいいか。)
変装した裏卜
それに今日は百鬼夜行祭だもんね。疲れるよね。
千夏
六鬼様方も、あんな大勢の相手をするのは骨が折れると思いますけどね。
千夏
さっき見ましたけど、とても疲労が溜まっているようでした。
変装した裏卜
(俺達のこと、ちゃんと見てくれてたんだ。)
変装した裏卜
……六鬼様方も、休まないと駄目だよね。
変装した裏卜
もちろん。お姉さんも…。
千夏
?はい。(どういう意味だろう?)
変装した裏卜
…。俺はここでお暇するよ。
千夏
そうですか。お話聞いてくれて、ありがとうございます。
千夏
少し精神的に楽になりました。
変装した裏卜
それは良かった!
変装した裏卜
それじゃ、またね!
千夏
(何だったんだろう…。)






