セミの声と広がる入道雲_
夏が始まる合図だ
僕には大切な人が居た
けどなかなか僕の気持ちを伝えることが出来なかった
普通に話すことはできるのに…
ただ…あの人は今凄く苦しんでいる
みんなに認めてもらえないらしい、 僕も仲間だ
同じだからこそ気持ちがとてもわかる
君の力に…なりたい
神代類
瑞希のことを悪く言う奴ら… きっと瑞希は酷く悲しむだろう
本人が一番苦しいだろうに何故か僕まで胸が痛い
何か役に立ちたいと決めたのは自分なのに_
見てることしか、出来なかった…
白石 杏
白石 杏
白石 杏
神代類
僕は見てるだけか… すごいな…あんな度胸があって
僕にはない…のに
あれは、…
暁山 瑞希
神代類
暁山 瑞希
何かあった顔だ きっと今日も_
暁山 瑞希
暁山 瑞希
神代類
神代類
神代類
神代類
神代類
そしてある日_
ポツポツと音がして窓から外を覗くと雨だ 梅雨の雨は生暖かくなんか嫌だ
その時、水滴が落ちたような音がして部屋の前に行った
すると、君はいた
暁山 瑞希
きみはそう言っていた 梅雨どきずぶれのまんま部屋の前で泣いていた
神代類
暁山 瑞希
暁山 瑞希
きみは簡単に『死ぬ』とか言った けど止めたらそれは君を助けることにならない
嫌だよ、きみが死ぬのは… ならまだ
神代類
なら瑞希と最後まで一緒にいたい
暁山 瑞希
神代類
神代類
神代類
きみと一緒にいさせてほしい
僕は駄目な人間だ 度胸もないし、何もない
そんな僕だけど、
暁山 瑞希
泣いているきみを優しくタオルで拭いた とにかく冷たくて悲しかった
夏が始まったばかりというのにきみは酷く震えていた
神代類
そんな話で始まる
あの夏の日の記憶だ
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