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なっちゃーん
おい、なつ?
暇 懐
あの日から、早数日
俺は未だAmeという存在に思考を奪われている
あの惹きつけられるような水色の瞳と、にっこりと笑う笑顔
そして…拭えない儚さと、危うさ
暇 懐
離したらどこかに行ってしまいそうで
それこそ…消えてしまいそうで
そんな奴だったから単に心配なのか
ただ俺の何かを彼女が掴んでしまったのか
考えてはぼーっとするような、そんな日々が続いていた
黄瀬 深琴
暇 懐
暇 懐
紫野 いるま
暇 懐
黄瀬 深琴
暇 懐
黄瀬 深琴
暇 懐
あぁ、またぼーっとしてた
友人に声をかけられてもこの調子はやばい
こいつらは優しいから、結構本気で心配させてしまう
暇 懐
暇 懐
紫野 いるま
暇 懐
快晴の空の下
男3人で昼食を広げながら会話を繰り広げる
黄瀬 深琴
暇 懐
暇 懐
黄瀬 深琴
黄瀬 深琴
紫野 いるま
紫野 いるま
黄瀬 深琴
暇 懐
見ての通りふわふわとした関西弁の奴は、黄瀬深琴
物腰が柔らかく、高校生にして帰国子女というかっこいい経歴を持つ
たまに天然という言葉じゃ片付けられないくらいの謎発言をするが、それが面白いところだ
暇 懐
紫野 いるま
黄瀬 深琴
暇 懐
紫野 いるま
黄瀬 深琴
そしてそんなみことは他校に美人な彼女がいるようで
当の本人はそっかー、顔に出てるんかーとか言って何処か嬉しそうに顔を綻ばせていた
暇 懐
紫野 いるま
黄瀬 深琴
黄瀬 深琴
暇 懐
紫野 いるま
そしてもう1人の俺の友達、紫野いるま
こいつとはとにかく馬が合う
オラオラしてるかと思いきやめちゃくちゃ優しい
良い奴だ
暇 懐
黄瀬 深琴
紫野 いるま
こうした一途な一面も持つ
まぁ、それは…
桃井 蘭
暇 懐
紫野 いるま
桃井 蘭
桃井 蘭
桃井蘭
いるまの彼女で俺らの友人である彼女も例外ではない
黄瀬 深琴
暇 懐
桃井 蘭
紫野 いるま
らんは少しだけ恥ずかしそうに顔を覗き込むと
桃井 蘭
紫野 いるま
いるまは決まりが悪そうに頬をかいた
どっちも普段素直じゃないがお互いを想いあっているのは見ればすぐにわかる
紫野 いるま
桃井 蘭
紫野 いるま
あー、甘い
わかっただろ?
こんな感じで、俺の友人たちは青春真っ最中
実は今彼女がいないのは俺だけ
黄瀬 深琴
暇 懐
黄瀬 深琴
暇 懐
暇 懐
黄瀬 深琴
いーなー、と思うこともある
誰かと付き合った経験がないかって言われたらそれは嘘になるけど
きっと俺はこいつらみたいに
どうしようもなく好きだと思える奴には、出会ったことがないから
桃井 蘭
幸せそうに笑うらんも
紫野 いるま
それを楽しげに見つめるいるまも
黄瀬 深琴
料理を教わってるんだと言ったみことも
本当に幸せなんだな、と実感する
こいつらを見てる何気ない時間が
俺は意外と好きだ
暇 懐
自分の全てを尽くしてでも幸せにしたいと思える人が
できたりするのだろうか?
放課後…というかほぼ夜
学校が終わり、いつも一緒に帰っているあいつらと別れてから
暇 懐
真冬の夜というのは、どうしてこんなにも寒いのだろうと
ただ1人自問自答を繰り返していた
まだそこまで遅くないというのに
辺りは一面暗闇に包まれている
暇 懐
みことがカイロいる?って聞いてくれたけど
そんときの俺はなぜか大丈夫って断ってしまった
暇 懐
悴んだ手をポケットに入れて
何とか誤魔化しながら家へと向かう
いつもより自然と早足になって、周りにも何も気に留めず
歩いていたそのときだった
暇 懐
静かな道に、俺以外の足音が響いていることに気づく
タッ、タッ、タッ…
小走りに聞こえるその音
その音はやがて落ち着いてきて
タッ、
明らかに、俺の近くで止まった
暇 懐
そう思った矢先に
Ame?
暇 懐
その足音の主は思いっきり、俺の背中へとぶつかった
思わず前へとよろける
驚きながら振り返ると、そこにいたのは…
Ame?
暇 懐
Ame?
Ame?
近くにあった公園に移動し
Ame?
ガサゴソと持っていた紙袋から取り出したのは
あの日俺が貸した白いパーカー
暇 懐
Ame?
Ame?
暇 懐
暇 懐
暇 懐
俺はずっと呆然としていた
出会った日のことを、俺はどこか夢のように感じていたから
なんか…今、目の前にいるのが実感なくて
Ame?
Ame?
そう言って俺の前で笑ってるのが、奇跡に感じてしまった
暇 懐
暇 懐
Ame?
暇 懐
たった数日前
会ったばかりで、こうやって話すのも2回目で
そのはずなのに
Ame?
Ame?
気づいたら、俺の瞳からはポロポロと涙が溢れていた
暇 懐