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オルツン

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オルツン

2 - すれ違う思い

♥

471

2023年07月30日

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ツン

ふ〜、今日もキャンマラ疲れましたね〜

オルバ

キャリーありがとうございます…すみません…全部してもらっちゃって…

オルバ

(本当は俺がしたかったのに…お兄さんが俺がするって頬膨らませるから……)

オルバ

(可愛すぎた…写真撮っとけばよかった…)

ツン

いえいえ、俺キャリー好きなんで、全然苦じゃないです!

オルバ

そうでしたか、でも今度は俺にもキャリーさせて下さい!

ツン

ふふ笑笑分かりました

その時野良が通りかかり

野良達

チラシ見た〜?

野良達

なんの?

野良達

夏祭り!

野良達

夏祭りなんてやるんだ〜

野良達

そうなんだよ〜!

野良達

私たちもおめかししていかなきゃ!

一部始終を聞いていたツン達

ツン

、、、、、夏祭りなんてやるんですね

オルバ

そう、ですね…

オルバ

(一緒に行きたいなぁ…)

ツン

楽しそう…

ツン

俺たちも一緒に行きませんか?

オルバ

楽しそうですよね〜ん?

オルバ

今、なんと??

ツン

え、俺たちも一緒に行きませんか?

オルバ

え……

オルバ

(え、て事はお兄さんとデート…?お兄さんの浴衣姿見れるの?)

オルバ

(は…え…お兄さんとお祭りになんか行ったら俺何するか分かんないよ??)

オルバ

(お兄さんとあんな事やこんな事………)

ツン

さん

ツン

オル……さん

ツン

オルバさん

ツン

オルバさん!

オルバ

あ、はい!

ツン

上の空でしたので…大きな声を出してすみませんでした…

オルバ

あ、こちらこそ…祭りでしたっけ…

オルバ

一緒に行きましょう

ツン

いいんですか?!

オルバ

はい

ツン

わーい!ありがとうございます

オルバ

(ああああああ…俺って奴はーーーー!!!!!)

オルバ

(お兄さんとはずっとフレの距離でそれ以上は何もない関係にしようって決めたのに…!)

オルバ

(俺の一つの夢は叶えられたけど…どうしよう…理性切れたら…でも…)

ツン

🎶

オルバ

(お兄さんの笑顔見れたし…それに、この気持ちに蓋をするなんて口だけで言ってもダメなんだな…)

オルバ

(俺は自分が思ってるよりずっとお兄さんが好きらしい)

ツン

じゃ〇〇時に集合で、場所は〜〜でいいですか?

オルバ

了解しました

ツン

ではまた後ほど!

オルバ

ソワソワ…

オルバ

(うぅ…やっぱ行くなんて言わなきゃよかった……)

オルバ

(今になって緊張してきた…)

オルバ

(落ち着け…落ち着け…)

ツン

お待たせしてしまいました…!

オルバ

いえ、全然待ってないですy

ツン

これ着るのに少し戸惑ってしまって…

紺色の浴衣……お兄さんの少し焼けてる肌によく似合う…

オルバ

(やばっ、破壊力……心臓の音が……)

オルバ

(顔、赤くなってないかな……?!)

ツン

オルバさんも浴衣素敵ですね、とてもかっこいいです!

オルバ

え、あ、ありがとう…ございます…

オルバ

(お兄さんにかっこいいって言われた…今日命日かも……)

ツン

それじゃ行きましょうか

オルバ

あ、はい

ツン

ん、りんご飴美味しい!

オルバ

そうなんですね、それはよかった

オルバ

(お兄さんって甘党だったんだ!お兄さんについてまた知れた…!)

オルバ

(ぐぅ…りんご飴頬張る姿可愛すぎる…)

ツン

ん…オルバさんも一口食べますか?

オルバ

え?

ツン

ツン

どうぞ

オルバ

(ぐふっ……!お兄さん、これ以上俺を殺すのをやめてくれ〜…!)

オルバ

い、いただきます…

オルバ

(りんご飴を食べる)

オルバ

ん、美味しいです……

オルバ

(お、お兄さんと間接キス………)

ツン

ですよね!飴も中のりんごもとても美味しい!

オルバ

(キャパオーバー中)

オルバ

お、俺ちょっとトイレ行ってきますね

オルバ

(このままじゃ理性が持たない…!)

ツン

ん?はい、いってらっしゃい

ツン

何処で待ってようかな

ナンパ男

お、いい子いるじゃーん

ナンパ男

ねぇ、そこのお兄さん、俺と遊ばない?

ツン

え、いえ、人を待ってるので…すみませんが……

ナンパ男

大丈夫大丈夫、すぐ終わるから!

強く腕を引っぱられる

ツン

うわっ?!

何分かして

オルバ

ツンさん、ただいま戻りまs

オルバ

ツンさん?

ツン

助けっ……!

ツン

誰かっ!

ナンパ男

おっと〜邪魔な口は塞がないと〜

ツン

んぐっ……!

ナンパ男

ダメだよ〜お兄さん、俺みたいにお兄さんとあんな事やこんな事をしたいって考える輩はたんといるんだから

ツン

んー!んー!

ナンパ男

お兄さん、肌綺麗〜

ナンパ男

へぇ〜そそられる…じゃいただきます〜

その時

ナンパ男

ぐぁっ…なんだ、お前!

男が投げ飛ばされ、別の誰かの声が聞こえてきた

オルバ

ツンさん!大丈夫ですk

ツン

オル…バ…さん……

オルバはツンの浴衣がはだけている事に気づいた。そして泣いている事にも

オルバ

テメェ……ツンさんに何しやがった!

ナンパ男

まだ何もしてねぇって!!

オルバ

あ”?じゃあ俺が一秒でも来んの遅かったら何かするつもりだったんだな?

オルバ

どうなんだよ、答えやがれ!

ナンパ男

ぐぅ……

オルバ

ツンさんに無断で触った事一生後悔させてやろうか?

ツン

オルバさん!俺はもう大丈夫です

オルバ

しかし……

ツン

行きましょう!

オルバ

、、、、、

オルバ

今度ツンさんに触ったら今度こそお前を地獄送りのしてやる

ツン

少し落ち着きましたか…?

オルバ

はい、すみませんでした

オルバ

俺があの時離れなければこんな事には……

オルバ

(浮かれてた…お兄さんと少し特別な所に行けたから、姿を見れたから…)

オルバ

(一生の不覚だ……)

ツン

いえ、あの時オルバさんが助けに来てくれた。俺はそれが一番嬉しかったです。

ツン

助けに来てくれてありがとうございました

オルバ

、、、、、いえ

オルバ

歩けますか?家までお送りします

ツン

そこまでしてもらう訳には…

オルバ

俺がしたいんです、させて下さい

ツン

じゃあ…お言葉に甘えて……

ツン

ここまでで大丈夫です

ツン

ありがとうございました

オルバ

分かりました、ゆっくりおやすみ下さい

ツン

はい、おやすみなさい

ツンが去る

オルバ

(手を壁に打ち付ける)

オルバ

お兄さんを泣かせてしまった……

オルバ

くそっ!!!

初期髪

オルバ〜いつまで寝てんだ

オルバ

ん〜

初期髪

いつまでも不貞腐れるな

初期髪

今日はその子の所には行かないのか?

オルバ

、、、、、今日は家にいる、合わせる顔がない

初期髪

そうか

初期髪

でもいつまでも寝てるなよ

オルバ

オルバ

ハァ……

オルバ

(お兄さんを守ってあげれなくて挙げ句の果てに一秒でも遅かったら…?ッ…)

オルバ

俺が…俺が離れた方がお兄さんも…きっと気が楽になるんじゃないか……

オルバ

どうすればいいんだ……

オルバ

雨林行って考えよ…

一方その頃

ツン

オルバさん……

ツン

あんな事があって…来てくれるはずないか…

ツン

、、、、、会いたい…

ツン

なんでだろ……オルバさんの事考えると胸が苦しくなる…

ツン

今日だってオルバさんが来てくれなくてずっと寂しい……ああああ!考えてもしょうがない

ツン

キャンマラ行こ……

パニキ

おーい、ツン、久しぶり〜!

ツン

わっ?!パニキ!?

ツン

久しぶり〜!

ツン

元気してた?

パニキ

元気元気、彼氏とうまくやってんだ〜ツンは最近どうなの?いい出会いあった?

ツン

え?!あー…まだ、ないかな

パニキ

なーんだ、まぁでもゆっくりでいいんじゃないの、ツンらしくて

ツン

どう言う意味だーーーー!!!!!

パニキ

笑笑そうだ、久しぶりに雨林行かない?

ツン

!!

ツン

行く!

オルバ

ーーーー

パニキ

あれ?いつも静かな雨林なのに今日は話し声が聞こえる

ツン

ほんとだ、あれ?この声って

オルバ

だから好きじゃねぇって

ツン

オルバさんだ

ツン

何話してんだろ…

エルフ

だーかーらー、隠すなって

エルフ

ホントは好きなんだろ!

オルバ

、、、、、うるさいな

オルバ

俺は別にツンさんなんか好きじゃねぇって言ってんの!

ツン

、、、、、え?

オルバ

ツンさん?!

ツン

あ、えっと、ごめん…

ツン

フレと一緒にいて、たまたま通りかかって…声かけようと思って……

ツン

(好きじゃない……?)

ツン

(じゃあ…俺はオルバさんにとって手のかかる奴だった…?一緒に居てくれたのも夏祭りの時に助けてくれたのもただの気まぐれ…?)

ツン

(あれ…?なんでこんな苦しいんだろ…なんで泣きそうになってんだろ…?)

ツン

(早くこの場から離れたい…)

ツン

(涙…見せたくない…)

ツン

ごめんなさい…もうオルバさんの前に現れないから…

ツン

今まで付き合わせてすみませんでした…!

オルバ

ツンさっ!

走ってツンが去る

パニキ

ツン!!(追いかける

エルフ

あー……

オルバ

(絶望した顔)

エルフ

すまん、調子乗りすぎた…

エルフ

ここまでお前がムキになるとは思わなくて…

オルバ

、、、、、

オルバ

お前とは絶縁だ、二度と俺に話しかけてくるな…ッ…(走って去る

エルフ

、、、、、

ツン

ハァ…ハァ…

ツン

(そうだよな、最初から変だと思ったんだ)

ツン

(草原で初めて会った日から、なんで俺に話しかけてきたのかとか、なんで俺のところに毎日来るのか…)

ツン

(あぁ…今理解した…俺はオルバさんに恋してた…あの夏祭りに助けられた日から、いや、もっと前からかもしれないけど…だからあの時あの言葉を言われた時…どうしようもなく胸が痛くなったんだ……けどそれももう終わりだ……)

ツン

はは…バカだ、俺……勝手に恋して…挙げ句の果てには好きじゃないって言われて……

打ち付ける雨がケープを濡らした

何か大切な物がどんどん身体から離れていく感覚がしたがそれももうどうでもよかった

ツン

このままいなくなってしまいたい……

パニキ

ツン!!羽散ってる!!

ツン

パニキ……

ツン

どうでもいい…羽とか

パニキ

、、、、、とりあえず来て!

パニキ

代わりの服とケープ用意したから着て

パニキ

それと…

ツン

ここまでしてもらって悪いけど今日は帰る…

パニキ

え?!でも風邪ひいちゃうよ

ツン

いい、ありがと

パニキ

待って、ツン!!

ドンッ!

ツン

うわっ?!

ツン

あ、すみません…

オルバ

いえ、こちらこそ…

オルバ

あ、ツンさん…

ツン

オルバさん……

ツン

(あ、髪乱れてる、息も荒い…なんかかっこいいな、こんな状況でそう思ってしまうのもダメだな…俺)

ツン

(もう、終わった恋なのに…)

ツン

ご、ごめんなさい、俺もう行きます!

オルバ

あ、待って下さい!あの…俺あんな事言ったけど本当は……

ツン

、、、、、無理に嘘つかなくて大丈夫です…俺に最後まで気を遣ってくれてありがとうございます……

オルバの手を振り解きツンが走り去っていく

オルバ

あ、、、、、

オルバ

嘘…なんかじゃないんです…ツンさん…

オルバ

俺のこのツンさんに対するこの気持ちだけは嘘じゃないんです…

オルバ

ごめんなさい…ごめんなさい……ツンさん……

オルバ

あの時俺がエルフの煽りに乗らなければ……こんな事にならなかったのに……

オルバ

弱くてごめんなさい…お兄さん

オルバ

もう俺はお兄さんの前には現れません。どうかお元気で……

この作品はいかがでしたか?

471

コメント

3

ユーザー

🫣💕👍🏻

ユーザー

めちゃめちゃ好きです😭続きってありますかね、、?もしあるなら楽しみに待ってます!

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