毎日の憂鬱。それは、最近俺がしている不思議な配達のバイトだ。 ただのお金稼ぎのためにしようと応募したら即決でなぜか受かった。
条件は配達物の中身を”絶対“に見てはいけないこと。 しかも、荷物を受け取る人達が、、、どこかおかしいんだよね、。
pn
ピーンポーン
不幸でも訪れてきそうなため息をしながら、1人目のインターホンを押す。
?
その直後、応答の声と共にドアが開いた。
現れたのは、凄く綺麗な青の瞳に、特徴的な赤いマフラーと青いニット帽を身つけているごく普通の男性。彼の名はrdだ。
rd
pn
rd
ア“、、、ァ?@%#¥…
pn
彼のおかしな所といえば、部屋の中から怪物のような変な声が聞こえることだろうか。 あと、距離感が近すぎることか?
rd
rd
彼は、怪物の声に関することにめっぽう怖い。 怒らせちゃいけない気がする。
pn
rd
pn
彼は俺を引き留めると、青いクマのぬいぐるみを渡された。
rd
pn
rd
彼の行動に違和感をおぼえるも、ありがたく受け取ることにした。
俺は彼と別れた後、続いて2人目のインターホンを押す。 荷物を受け取る人は、全員この人気のないマンションに住んでいるのだ。
ピーンポーン
?
ちょっと社会人みがある優しいお兄さんな声の反応が聞こえる。 ドアを開けて出てきたのは、毎日スーツを着ている謎多き仕事人。
彼の名前はcnさんだ。
pn
cn
ニュルニュル
pn
彼は声の通り本当に優しいし、ミステリアスさもある。 しかし、彼にもおかしなところがあるのだ。
目に見えてわかるほど、何処からか生えているタコの触手?が うごめいていること、だ。
cn
pn
cn
そうは言ってくれるが、正直な所怪しくていけない。 まあ、今のバイトも怪しいけどね。
pn
cn
俺は早くこの話題を打ち切るため、別れの挨拶をし 次の受取人の場所までそそくさと早足で向かった。
ピーンポーン
?
pn
インターホン越しに、タバコの喉焼け感が伝わる。
ガチャ
ドアを開けて出てきたのは、黄色い豚のパーカーを身につけており、タバコを片手に持つ893のような人。彼はKyoさんと言う。
kyo
pn
そんな彼のおかしな所というのは、、、 さっきの人達よりも控えめであるが、天使の輪っかがあることだ。
いや、俺の認識が異常になってきているだけなのかもしれない。
pn
俺は彼に荷物を受け渡すと、「ありがとな」と一言。 そして、気まずい雰囲気の中ドアが閉まった。
ピーンポーン
?
カタコトみのある声が聞こえた直後、ドアが開いた。 大きな緑の帽子を被り、背が低く男でも可愛いと思うこの子の名はmd君だ。
pn
md
イカれているこのマンションの中で1番の癒し枠と言っても過言ではない。 しかし、そんなこの子にもおかしな点がある。
それは、体が浮いていること。 まるで幽霊のようだが、意外にも透けていない。
md
pn
pn
俺は5人目の扉をコンコンと叩いた。 ここの家にいる人がインターホンを壊したらしい。
なんでだよ!?とは言いたくなる。
?
女性のような声であるが、彼曰く男らしい。 見た目は中性的で、パーカーに描いてあるドクロが特徴的。名前はsn。
pn
sn
pn
sn
sn
pn
実は、、、まだsnのおかしな所はない。 でも、名前がsnなのは、、、ちょっと気になるところではあるか。
こんなマンションに居ていい人じゃ無いだろ。いい意味で。
pn
sn
お別れの挨拶をした後、次の受取人の場所に向かって歩く。
ピーンポーン
最後の人のインターホンを押した。ようやく今日の仕事が終わりそう、、、。
?
pn
出てきたのは、絶対にモテるタイプのイケメンで猫のパーカーを身につけている。 彼の名前はkrさんだ。
kr
kr
pn
kr
彼のおかしな所というのは、、、パーカーの猫耳が動いていることだ。 え、それだけ?って思ったっしょ。それだけ。
まあ、そんなパーカーがあると信じよう。、、、うん。
pn
pn
俺は配達員の格好のまま、家のベッドに飛び乗った。
pn
ふと、目線を変えると、、、rdがくれたクマのぬいぐるみが見える。 手縫いなのか、若干ほつれ気味のところも見えるが、凄く丁寧だ。
rd、、、意外と手が器用なんだな、。 彼の手捌きに惚れ惚れしていると、嫌な予感が背筋を漂う。
pn
何処か不気味に感じ、俺は布団に包まって寝ることにした。
第一話 end
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