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休み時間
のあは自分の席でノートを開きながら、
後ろの席から聞こえてくる声に振り返った
どぬく
声をかけてきたのは、どぬくだった。
いつも明るくて、 誰にでも優しいクラスメイト
のあ
身を乗り出して説明していると、
少し離れた場所から、視線を感じた。
うりだった。
机に肘をついて、
こちらを見ているようで見ていないような
目があった瞬間、すぐ視線を逸らされた。
…なんだろ
胸の奥がちくりとする。
どぬく
どぬく
のあ
どぬくが笑って手を振る
のあも笑って返した、そのとき。
うり
低く、はっきりとした声
振り向くと、うりが立っていた。
うり
のあ
のあ
慌てて立ち上がる。
そのすれ違いざま、
ほんの一瞬、距離が近くなった。
うり
言葉はない。
でも、その沈黙が妙に落ち着かない。
用事を済まして席に戻ると、
どぬくはもう自分の席に戻っていた。
代わりに、
うりがのあの席の横に立っている。
うり
のあ
うり
その言い方が、少しだけ硬い。
のあ
のあ
うり
それだけ言って、
うりは自分の席へ戻っていった。
なんで、あんな言い方…?
放課後
昇降口で、のあはうりを待っていた。
のあ
うり
歩き始めると、しばらく沈黙が続く。
のあ
のあが先に口を開いた
のあ
うりは足を止めた。
うり
のあ
のあ
夕方の風が、二人の間にを通り抜ける。
うり
ぽつりと、うりが言う。
のあ
うり
のあは一瞬きょとんとしてから、
ようやく意味を理解する。
慌てて追いかける。
のあ
うり
夕焼けの中、
二人の影が並ぶ。
近いのに、少しだけ届かない距離。
のあはまだ知らない。
さっき胸が高なった理由を。
でも確かに、
"名前を呼ばれる距離"が、
前より特別になっていた。
コメント
10件
最高すぎる🤦🏻♀️💕 みおさんのこの作品大好きすぎてヤバいです👉🏻👈🏻 続きまってます♪