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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

シロ

あ、この本新しいやつだ...

叶空

ん、シロさん

シロ

叶空ちゃん、

シロ

お仕事は?

叶空

今は休憩中なの、

叶空

シロちゃんは?

シロ

今クロが実験中だからここで待っててって言われたから、

叶空

そうなんだ〜

叶空

どんな本読んでたの?

シロ

えっとね、これだよ

シロ

童話とか沢山お話が乗載ってるんだ

叶空

へ〜、面白そうだねっ

シロ

でしょ、

スピーカー

『第一塔担当職員に告ぐ』

スピーカー

『10分内に会議室に集合せよ』

叶空

あらら〜、

叶空

じゃあまたね、シロちゃん

シロ

うん、またね

シロ

(研究員さん達大変そうだな...)

猫葉

ふぁぁ...

あくびするなよ...

猫葉

生理現象〜生理現象〜♪

病蓏

確かに生理現象なら仕方ないことだな笑

アルト

そうですね、ですから私も本能的にシロさんにお会いしに行きたいのですが

せめて会議が終わってから行け

嶺御

...煙草が吸いたい...(ボソ

遥斗

お、嶺御煙草吸い行くのか?俺も行きたいから後で行こーぜ

嶺御

...(言うんじゃなかった...)

リデアル

スヤァ...ハッ

リデアル

寝る所だった...、ラムネ...何処...

四葉

会議始まるまで寝てたら?

叶空

5分前くらいになったら起こしますよ〜

リデアル

い、いえ...

皆元気ですね〜

...元気と言うより騒々しいだけだろ...

あはは...

スピーカー

•*¨*•.¸¸♬︎

研究員達

...!!

モニター

おはよう皆

研究員達

おはようございます。

研究員達

"所長"

モニター

今日も朝からお疲れ様

いえ、滅相も御座いません

モニター

そうかそうか、

モニター

いきなり呼び出してすまないねぇ

モニター

では、会議を始めようか

シロ

ふっ、ぁぁ...(あくび

クロ

もう寝る?

シロ

うん、

シロ

そーする

クロ

じゃ寝床作り〜、じゃなかった

クロ

お布団入ろ

シロ

うん

クロはよく昔の癖で寝床を作ろうとする

私も昔は良くしてたけど最近はあんまりやらなくなったな、

布団作りは面倒臭いし子供の頃使ってた毛布の方が___。。

シロ

ッ...

クロ

シ、シロッ!?

クロ

大丈夫?頭痛いの?

シロ

ぇ、い、ぁ...

シロ

大丈夫、なんかたまたま...

クロ

そ、そう?...ならいいけど...

シロ

(子供の頃...?)

シロ

(シロはクロと二人で森に居て...それで...)

シロ

...

シロ

(もういいか、寝よう...うん、)

クロ

ねぇねぇ、シロ(シロの方を向く

シロ

なぁに?クロ

クロ

前から気になってたんだけど、なんで私達って他の皆とは違って

クロ

ペアとじゃなくてお互いが同じ部屋なのかな?

シロ

うぅーん、

シロ

血が繋がってるからかな?

クロ

それなら月希や月愛も兄妹じゃないの?

シロ

確かに...

シロ

二人はお人形さんだからかな?

クロ

あ、そっか

シロ

けど、

シロ

どうしてかな?

クロ

どうしてだろ?

スピーカー

•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪

スピーカー

『白と黒の可愛い可愛い いばら姫』

スピーカー

『けど本当は風船葛とマリーゴールドのお姫様』

スピーカー

『その本当の意味がわかった時にきっと』

スピーカー

『二人は意味の違う涙を流すだろう、』

クロ

おー、今日はなんだろ〜

シロ

だね、

優しいオルゴールの音が流れながら 寝る前に本を読み聞かせてくれる様な安心感のある声

聴いていると段々眠たくなってくる

シロ

(毎晩放送で寝る時に流れるお話...)

シロ

(面白い...、けど...)

シロ

(なんだか寝る時間がわかってるみたい...)

シロ

ぃゃ...

シロ

(見られてる...とか、?)

クロ

シロ?

クロ

何か言った?

シロ

ううん、明日も早いから寝よ

クロ

そーだねぇ

クロ

おやすみ、シロ

シロ

おやすみ、クロ

クロ

いい夢が見られますように

スピーカー

『___おしまい。』

クロの言葉と放送を最後に私は意識を手放して暖かいお布団に潜り込んだ

研究員

本日の放送は完了致しましたか?

???

あぁ、そうだよ

研究員

あの、前々から少し疑問なのですが...

???

何かね?

研究員

何故毎晩あの実験体の部屋にのみ放送をするのですか?

???

放送...

???

"親"が"子供"に夜の読み聞かせをして何か問題かね?

研究員

いえ、そういう訳では...

研究員

(血が繋がっていない実験体を子供呼ばわりなんて...)

???

今日はもう帰って良いよ、

研究員

ありがとうございます、

???

そういえば確か君第二塔担当だよね?

研究員

はい。

???

明日から第四塔担当だからね

研究員

えっ、!?

研究員

よ、四塔の...??

???

そうだよ

???

何かそぐわない点があるのかね?

研究員

なッ、何故ですか!?

研究員

いきなりランクを下げられるのは流石に...ッ

???

君は無能だろう?

???

無能に大事なお人形さん達を預けられる訳ないだろう?

研究員

無能...

研究員

ふざけんな...ッ(ボソ

研究員

(俺が今までどんな思いで...)

???

...そういえば

???

第四塔のお人形さんが一人居なくなってしまったんだよねぇ

???

ふふ、やっぱり第四塔担当じゃなくっていいよ

研究員

ほ、本当ですか...!?(胸を撫で下ろす

???

あぁ

???

だから、今から第四塔のお人形さんになってもらうよ

研究員

え...ッ

???

じゃあ

???

"また会おうねぇ"(横にあったボタンを押す

研究員

助け...ッ

研究員

いやだッ死にたくないッッ!!

床のタイルがずれ、落ちていく...

はずだった、

???

おやおや、

研究員

ッ...

???

まさか縁に掴まって耐えるだなんて

???

凄いねぇ

研究員

...ぅ...て...

???

何かね?

研究員

おッ...お願いしますッ...助けて下さい...ッ涙

研究員

申し訳ありません...ッ

研究員

"所長"ッ...

???

ふむ、

???

こうも言われてしまってはお人形さんにするのが勿体なく感じてしまうね

研究員

!、所長...

研究員

(あぁ、...良かった...これで...)

???

だから、(しゃがむ

???

ふふっ、

研究員

え、な、何を...ッ!?

所長は俺の表情がよく見れる位置にしゃがみこむと思うと

悪魔の様な行動に移した

???

一体何本の指でなら掴まって居られるのか気になってねぇ笑

研究員

ぐッ...あ...

俺が縁を掴んでいるのをいい事に指を一本づつ離させる。 一歩間違えたらそこの見えない程深い穴に落ち...

研究員

や、やめッ...

???

残りは二本...

研究員

ぁ...ッ

身体から力が抜けた 嗚呼死ぬのがわかった時はこんな感情なのか

全てが遅くゆっくりと時が流れている様だ

先程まで耐えていた苦痛も噴き出すように出ていた脂汗も全部感じない

しかし最期の光景を俺は絶対に忘れない。

こちらを笑顔で覗き込んでくる長い黒髪と宝石の様な赤い瞳を持つ 美しい中性的な男の表情とその男が言った言葉、

???

じゃあね

???

次は良い子に産まれて来るんだよ?

所長が気に入っていたあの黒い猫の実験体...

会うことはあまり無かったが間違いない、

あの実験体...、あの子なら...

絶対に

幸せを手に入れるんじゃないかと思う...

研究員

ふ、...ざけん...な...ッ

そう俺を殺した男に弱くか細い声で言ったあと俺は冷たくなった

最後の最後まで利用された人生だ

シロ

スヤァ...

シロ

ん...

シロ

...、

シロ

_____、?

幸せってなぁに? あんまり わからない。けどね辛くても家族はいるよ__。

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472

コメント

19

ユーザー

所長……なんかラスボスだ…… クロとシロ幸せになってくれッ!!

ユーザー

所長…!? まさか、貴方が黒幕…?(( 親が子の読み聞かせ…!? ???はシロとクロの親ってことか…!

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