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【テラーノベル参加型TRPG】キルキルイキル

第10話 - 第十話

2025年04月29日

#TRPG

#クトゥルフ神話TRPG

#キルキルイキル

#参加型

わたがし@イケメンになりたい

亜久斗

クトゥルフ神話TRPG

亜久斗

キルキルイキル

亜久斗

始めさせていただきます

亜久斗

よろしくお願いします

亜久斗

どこから探索したものでしょうか

亜久斗

家は先ほどよりもさらに劣化し、まるで廃墟のようです

亜久斗

この室内の崩壊は少しずつ進み、あなたたちが探索する間にもひび割れはさらに広がっていくことでしょう

亜久斗

リビングダイニングのテーブルの上には先ほど同様カルテ一枚と、添えられるように無くなっていたはずの万能包丁が置かれています

亜久斗

＿＿さて、探索を始めていきましょうか？

高嶺　夏樹／あると

包丁無くなってたじゃーん…

高嶺　夏樹／あると

『…ん゛、ぁ？』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『うぅ゛…いてぇ…』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『…あぁ…？』

高嶺　夏樹／あると

『瑞月…な、な、ぁ、何これ…』

高嶺　夏樹／あると

『こ、こわ、ぁ…』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『だ、…大丈夫だ、大丈夫だぞ』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『ほら、俺につかまってろ』

高嶺　夏樹／あると

『ぅ、うん…離れないでよね？』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『あぁ、もちろんだぞ』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『…なんで崩れてんだよ…』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『一旦玄関行こう、な？』

高嶺　夏樹／あると

『そぉ、だね！そうしよう…！』

亜久斗

では玄関の方に行くということでよろしいでしょうか？

蓮月　瑞月／カミヅキ

はぃ…

高嶺　夏樹／あると

開くわけないけどね？w

亜久斗

まぁ開くわけないのはその通りなんですけども

亜久斗

では描写をしていきます

亜久斗

端々に付着した赤錆は扉全体に広がっています

亜久斗

あなたが見ている間にもその赤錆は少しずつ扉を侵食していくことでしょう

高嶺　夏樹／あると

『ど、どーなってんの！？』

高嶺　夏樹／あると

『ねぇこれ何！？』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『ぉ、落ち着け』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『大丈夫だ、劣化してるし殴ればなんとか…』

蓮月　瑞月／カミヅキ

これってこぶし失敗したらHP減らされますか？

亜久斗

まぁ錆の端で指切ることもありますからね

亜久斗

HP減らします

高嶺　夏樹／あると

なかなか悪魔だなぁ…

蓮月　瑞月／カミヅキ

じゃあこぶし使わず殴ったけどびくともしないみたいな…

亜久斗

まぁ良いでしょう

亜久斗

びくともしませんね

蓮月　瑞月／カミヅキ

『…だめだな、開かねぇ』

高嶺　夏樹／あると

『ぇ、あ、どうしよ…』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『ま、まず状況確認だろ』

蓮月　瑞月／カミヅキ

ドアスコープ覗きます

亜久斗

わかりました

亜久斗

瑞月さんが覗くということで？

蓮月　瑞月／カミヅキ

はい、

亜久斗

瑞月さんが覗き込むとそこには見慣れぬ白衣の男がいます

高嶺　夏樹／あると

ぇ…？

亜久斗

先ほどの老紳士とはおそらく別人でしょう

亜久斗

しかしはっきりと見えないのでどんな男かまでは判別ができません

亜久斗

その男は、スコープの向こう側からこちらを覗いているように見えます

亜久斗

それは対面で覗き込まれているような体制ではなく、まるで仰向けに寝転がったあなたの顔を上から覗き込まれているような体制です

亜久斗

男は何かを呟いたのち、慌てふためくようにどこかへ走り去っていきます

亜久斗

スコープから見える視界の端々ではナース服を着た女性が慌ただしく走り回っているのが見えます

亜久斗

そんな様子を観察していると、スコープはまるで真冬の窓ガラスのように曇り外の景色は見えなくなってしまいます

蓮月　瑞月／カミヅキ

『……、！！』

高嶺　夏樹／あると

『…ど、どうしたの瑞月』

高嶺　夏樹／あると

『何か、見えた…？』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『…ぁー、何も見えなかったぞ』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『さっきと同じ白い壁だ、安心しろ』

高嶺　夏樹／あると

『ほ、ほんと…？』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『あぁ、大丈夫だ…な？』

高嶺　夏樹／あると

『ほんと、だよね…？』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『大丈夫だぞ』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『そうだな、一旦リビングに行こう』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『一緒に、な？』

高嶺　夏樹／あると

『べ、別行動はやだよ…？』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『俺が夏樹のこと置いていくわけないだろ？』

高嶺　夏樹／あると

『…うん、そうだね』

高嶺　夏樹／あると

『行こっか』

高嶺　夏樹／あると

優しいなー瑞月…w

亜久斗

ではリビングに戻ってきました

蓮月　瑞月／カミヅキ

あのー、ろくでもないもんなのはわかってるんですけど

蓮月　瑞月／カミヅキ

カルテー…w

高嶺　夏樹／あると

あー見るよなぁそりゃ…w

亜久斗

わかりました

亜久斗

カルテですが、先ほどよりもさらに記載が増えています

亜久斗

こちらです

担当医：能生　泰成症状：頭痛・記憶の混濁/解離性同一性障害(多重人格障害)の疑いあり能に甚大な損傷の疑いあり・後日精密検査を行う

蓮月　瑞月／カミヅキ

『…かいりせい、どういつ、せいしょうがい？』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『解離性同一性障害…多重人格…？』

高嶺　夏樹／あると

『…それ、瑞月のカルテだよね？』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『そ、…そうみたいだな』

高嶺　夏樹／あると

『…ねぇ瑞月、なんか、たぶん無いだろうなーって思ってることあるんだけど…』

高嶺　夏樹／あると

『言っても良い、かな…？』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『どうした、？』

高嶺　夏樹／あると

『あの…ま、まさか僕が瑞月の別人格とか…』

高嶺　夏樹／あると

『そ、そんなわけないよねぇ…？』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『……、』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『そ、そんなはずないだろ？だったら今ここにいて俺にくっついてる夏樹はなんなんだよって話になるじゃねぇか』

高嶺　夏樹／あると

『だよね！』

高嶺　夏樹／あると

『…そうだよね、変なこと言ってごめんね！』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『あぁ、大丈夫だぞ』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『状況が状況だからな…』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『とりあえずいろいろ見ようぜ』

高嶺　夏樹／あると

『そうだね！』

亜久斗

机の上には先ほど見たカルテと万能包丁が刺さってるくらいですが

蓮月　瑞月／カミヅキ

…触れるよなぁそりゃなぁ…

高嶺　夏樹／あると

ははは、触れたくねぇ～

亜久斗

えー、あなたたちが普段使っている万能包丁です

亜久斗

切っ先は鋭利に研がれており、ギラギラと輝いています

亜久斗

以上です

蓮月　瑞月／カミヅキ

まぁ…そうだなー

蓮月　瑞月／カミヅキ

一瞬目を向けたけどすぐに逸らしますかね

高嶺　夏樹／あると

たぶん夏樹くんは気にはなるけど触れたくないって感じかな～

高嶺　夏樹／あると

もう全部怖いですからね

蓮月　瑞月／カミヅキ

あ、テレビとかつけよっかな

蓮月　瑞月／カミヅキ

ぽち

亜久斗

テレビは相変わらず画面が割れており

亜久斗

どこを押しても電源さえつかなくなっています

蓮月　瑞月／カミヅキ

おっとマジか

蓮月　瑞月／カミヅキ

『…テレビつかねぇな』

高嶺　夏樹／あると

『コンセントが抜けてる、とか？』

亜久斗

コンセントは一応刺さってはいますね

亜久斗

電気が通っていないようです

高嶺　夏樹／あると

『コンセントは刺さってる、ね…』

高嶺　夏樹／あると

『…そうだ、金庫見よ！』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『あ、そうだな』

亜久斗

金庫ですが

亜久斗

もう音は聞こえません

亜久斗

鍵も閉まったままでしょう

蓮月　瑞月／カミヅキ

結局聞こえずじまいなんかーい

高嶺　夏樹／あると

www

蓮月　瑞月／カミヅキ

『音聞こえねぇな』

高嶺　夏樹／あると

『ねぇ、これちょっと引っ張り出してみない？』

高嶺　夏樹／あると

『さっきやんなかったけど…』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『まぁ…アリだな、やるか』

亜久斗

では55％です

亜久斗

どちらが振りますか？

蓮月　瑞月／カミヅキ

じゃあSTR高いし僕で

蓮月　瑞月／カミヅキ

頼むっ…！

蓮月　瑞月／カミヅキ

STR対抗→失敗

蓮月　瑞月／カミヅキ

うぁー…！

亜久斗

では出せませんね～

高嶺　夏樹／あると

『ぅ゛～…！』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『…だめだな…』

高嶺　夏樹／あると

『非力でごめんね…』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『謝るな、おまえのせいじゃない』

亜久斗

まぁそうですね、STR超えていましたし…

亜久斗

二人で力を込めたことでほんの少し動きます

蓮月　瑞月／カミヅキ

お！？

高嶺　夏樹／あると

なんか情報出る！？

亜久斗

金庫の中からは何か金属質の物が転がる音と、ちゃぽんちゃぽんという水音が聞こえます

蓮月　瑞月／カミヅキ

あぁ～…(察した人1)

高嶺　夏樹／あると

なるほど(察した人2)

亜久斗

以上です

高嶺　夏樹／あると

『なんか…何？』

高嶺　夏樹／あると

『金属、音…？かな？』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『水音も聞こえるような…』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『…まぁこれ以上動かねぇし止まっててもどうしようもないな』

高嶺　夏樹／あると

『そうだね…』

高嶺　夏樹／あると

『そうだ写真！』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『写真…そうだな、見よう』

亜久斗

では写真の描写です

亜久斗

端に付着していた血痕は広がり幼いあなたたちの顔を覆っています

亜久斗

くしゃくしゃに折れ曲がった表面は紙が劣化し黄ばんでいます

亜久斗

そこに映っていたはずの二人がどのような笑顔だっただろうか

亜久斗

思い出すことはできません

亜久斗

あなたたちは不思議な喪失感を覚えるでしょう

亜久斗

まるでこの部屋の崩壊に合わせてあなたたちの記憶すらも消えていくような

亜久斗

そんな喪失感

亜久斗

SAN値チェックです

高嶺　夏樹／あると

えぇねぇ待って怖いって～…

蓮月　瑞月／カミヅキ

写真見なきゃ良かったぁ…

高嶺　夏樹／あると

SAN値チェック→失敗

高嶺　夏樹／あると

あるぇ…

蓮月　瑞月／カミヅキ

SAN値チェック→成功

蓮月　瑞月／カミヅキ

っしゃ！

亜久斗

では瑞月さん減少無し、あるとさんは減少1でお願いします

高嶺　夏樹／あると

うへぇ…

高嶺　夏樹／あると

49→48

高嶺　夏樹／あると

『…見えないね』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『…この時は、俺の親に写真撮ってもらって…』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『そんで、山に行って…』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『覚えてる、ちゃんと覚えてるぞ…』

高嶺　夏樹／あると

『…瑞月、大丈夫だよ』

高嶺　夏樹／あると

『瑞月が忘れちゃっても僕が覚えてるから、ね？』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『はぁっ…そう、だな』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『ありがとな夏樹』

高嶺　夏樹／あると

『うん、どういたしまして』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『どうする、キッチンとか見に行くか？』

高嶺　夏樹／あると

あ、すいませんKP

亜久斗

なんでしょうか

高嶺　夏樹／あると

テーブルに置いてあるのはカルテと包丁だけ？

亜久斗

です

蓮月　瑞月／カミヅキ

え、カレー皿とかは…

亜久斗

良いですね

亜久斗

卓上のカレー皿は無くなっていて、空になっていたほうのカレー皿は薄汚れたシンクに入れられているのですが

亜久斗

中身が入っていたほうは皿ごと蓋つきのゴミ箱に捨てられています

亜久斗

先ほどよりさらに酷い悪臭が漂っています

高嶺　夏樹／あると

はぁ～ん…？

高嶺　夏樹／あると

『…ぁ、やっぱ捨てられてる』

高嶺　夏樹／あると

『たぶん瑞月のほう…？はシンクにあるけど…』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『ほかの料理と同じだな…』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『ぅ゛…くっせ…』

高嶺　夏樹／あると

『うえー…』

高嶺　夏樹／あると

蓋閉めてその流れで寸胴鍋見ます

亜久斗

はい

亜久斗

シンクの上に置かれているカレー鍋は中身が腐りきってしまっているでしょう

亜久斗

試しにキッチンの蛇口をひねってみると赤錆混じりの水が少し出た後止まってしまいます

亜久斗

同様にコンロの火も点かなくなっています

蓮月　瑞月／カミヅキ

『だめだな、なんも使えねぇ』

高嶺　夏樹／あると

『えぇ…どうする？』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『…俺の部屋に物が集中してただろ』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『俺の部屋に行こう』

高嶺　夏樹／あると

『た、確かに！』

亜久斗

では瑞月さんのお部屋に行くということでよろしいですか？

高嶺　夏樹／あると

はい！

蓮月　瑞月／カミヅキ

頼むから平和な場所であってくれぇ…！

亜久斗

瑞月さんが扉を開けますと

亜久斗

夏樹さん、あなたには瑞月さんの部屋の中が何も見えません

高嶺　夏樹／あると

は？

亜久斗

闇、と言うほうが正しいでしょうか

亜久斗

どこを見ても墨汁を垂らしたような闇でしかありません

亜久斗

ただただひたすらに「無」が広がっています

蓮月　瑞月／カミヅキ

こわ！？

亜久斗

瑞月さんには先ほどの平和な場所に見えています

亜久斗

良かったですね、願いが叶いましたよ

蓮月　瑞月／カミヅキ

いや僕だけ！？

亜久斗

夏樹さんは本能的に自分はこの部屋に入ることはできないと感じるでしょう

高嶺　夏樹／あると

まぁ立ち止まるかなぁ…

蓮月　瑞月／カミヅキ

じゃあ急に立ち止まった夏樹くんを見て

蓮月　瑞月／カミヅキ

『…夏樹、どうした？』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『入るぞ』

高嶺　夏樹／あると

『…だ、だめっ！』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『え？』

高嶺　夏樹／あると

『だめだよ、ここ入っちゃだめ！』

高嶺　夏樹／あると

『危険だよ！』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『な、何言ってんだ？さっきの部屋じゃねぇか』

高嶺　夏樹／あると

『違う、暗いよ』

高嶺　夏樹／あると

『ねぇ瑞月、ここ危険だよ…絶対入っちゃ駄目なとこだよ！』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『…夏樹、聞け』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『おまえからこの部屋がどう見えてるのかは知らないが、俺からはさっきの普通の部屋に見える』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『入るのが怖いなら俺が確かめてきてやる』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『ここで待ってろ』

高嶺　夏樹／あると

『で、でもっ…！』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『夏樹』

高嶺　夏樹／あると

『…絶対帰ってきてね？』

高嶺　夏樹／あると

『僕ちゃんとここで待ってるから』

高嶺　夏樹／あると

『約束だよ』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『あぁ、約束だ』

蓮月　瑞月／カミヅキ

『絶対帰ってくる』

蓮月　瑞月／カミヅキ

じゃあ部屋に入ります

亜久斗

では

亜久斗

この段階でのお二人の部屋での行動はすべて秘匿となります

亜久斗

一度部屋に入ればしばらく出てくることはできません

亜久斗

…では、瑞月さんの秘匿に入りましょう

そろそろクライマックス！

ここの秘匿大好きなんだよなぁ～…

この作品はいかがでしたか？

3件

あー、クライマックスになってしまう、、、自分このtrpgわたがしさんのが初めてなんで何が起こるか超ドキドキなんですよね、このまま終わっても良いんじゃないか、？このてぇてぇをお守りせねば､､､

あびゃーー…… 嫌だぁ…… PLは二人の幸せだけを願ってるよ…。

わたがし@イケメンになりたい

プロフィール

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