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彼のお話

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彼のお話

1 - カフェで出会った彼のお話(赤桃)

♥

505

2024年07月09日

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春海暗

おはにちばんわ!

春海暗

今回からのんびり新しいお話を始めたいと思います

春海暗

今回は赤桃です
本人様には関係ありません
そこを踏まえてご覧ください

春海暗

ではでは♪

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それは、シフト終了間近のバイト中の事だった。

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隙間時間にバイトしようと始めた駅前の小さなカフェ。

満席になったことなんてないし、迷惑な客も居なくてすごく暇だった。

ベルがなり、注文を取りに席へと向かう。

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アイスコーヒーお願いします

直前まで、早く上がりたいなんて考えていた頭はすっかり真っ白になって、目の前の瞳に吸い込まれていった。

あ、あの…?

あっ!アイスコーヒーですね、かしこまりました!

あ、えと、ガムシロップとミルクは…

あまりに焦った口調で言うと、彼は怒りもせずにふわっと顔を緩めた。

お願いします!

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パソコンを素早く操作しながら、真剣に画面と向き合う。

そんな彼から、目が離せなかった。

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りうらくん、もう上がって大丈夫だよー

店長、……

その、…もうちょっと働いてもいいですか

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…?こっちとしては有難いからいいけど…

ありがとうございます!

もう少しだけ、彼を見ていたい。

仲良く、なりたいなぁ…

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彼が席を立った瞬間、レジまで向かう。一時でも長く、話していたかった。

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ありがとうございました!

なんて、いつもよりも丁寧に言ってみて

その…!

…?

ま、また、お越しください!

たどたどしいその言葉に、彼はまた可愛らしい笑顔を見せてくれた

はい!また来ますね。このお店のコーヒー好きなんです

小さく手を振って出ていく姿に、また、目が離せなかった。

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ここのコーヒーを好きだと言ってくれるだけあって、彼は頻繁にこの店に来ていた。

お待たせいたしました

いつもありがとね

変わらない、可愛らしい笑顔。

彼、いや、ないこさんとは、何度か接客しているうちに、自然と仲良くなった。

今日も打ち合わせですか?

そう、最近多くなっちゃってw

ないこさんが来てくれるから嬉しいですけどね

ね、りうら

はい?

さん付けと敬語、いつになったら外してくれるの?

えっ、

ムスッと少し不貞腐れた顔をして言われる。

ないこさんは座ってるから自然と上目遣いになる。

この人は、どれだけハートに矢を射抜けば気が済むのだろうか。

あ、そうだ、りうらにお願いがあるんだけど…

なんですか…?

今度の土曜日とかひま?

え、はい!ひまです!

りうらファッション好きって言ってたじゃん、

俺の服、選んでくれない?

…………

あれ、ダメ?

逆にいいんですかりうらで

りうらがいいの

ね、11時にこのカフェ集合で

はい!

次会う時には、敬語外してね?

小悪魔っぽく微笑む彼に、また胸がキュッと締まる感覚がした。

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ありがとうございました

またね!

最近は帰る時、必ず手を振ってくれる。

いつもはお辞儀するだけだった。

でも、今日は、

楽しみにしてます!

小さく手を振り返す。

少しだけ驚いた後、彼はまたふわっと笑った。

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たった数日なのに、週末が待ち遠しい。

もっと、彼と一緒に過ごしたい。

彼の笑顔を見たい。

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駅前の小さなカフェで出会った彼に、恋をしたのだ。

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ここまで見て下さり、ありがとうございます。

いかがでしたか?彼のお話

楽しんで頂けたら幸いです。

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皆様にひとつ、お願いがございます

良ければ皆様の『彼のお話』も聞かせていただけないでしょうか。

内容はなんでも構いません。

どんな場所で出会ったか、どんな関係になったか

皆様の『彼のお話』楽しみにお待ちしております。

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#彼のお話

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この作品はいかがでしたか?

505

コメント

1

ユーザー

わー‼️‼️‼️‼️‼️‼️ すきすぎてすきなのですきです🥺🥺🥺😭😭😭😭 カフェで仲良しになるっていうのオシャレすぎますし、上目遣い桃さんに射抜かれる赤さんとかてえてえすぎる、、( ◜︎︎𖥦◝ )

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