医者
統合失調症の主な特徴的な症状は、幻覚(特に幻聴)、妄想、思考や行動の障害、感情の平板化、意欲の低下などです。これらの症状は、現実とのつながりを失わせ、生活に支障をきたすことがあります。
具体的に説明すると
実際にはないものを感覚として認識することです。最も多いのは幻聴で、声や話し声が聞こえるなどがあります。
明らかに間違っている内容を信じてしまうことです。例えば、誰かに監視されている、陰謀に巻き込まれているなど、根拠のない思い込みです。
思考がまとまらず、言葉が不自然になったり、行動が奇妙になったりします。
感情の起伏が少なくなったり、無表情になったり、感情表現が乏しくなることがあります。
以前は楽しかったことにもやる気がなくなり、身の回りのことを怠ることもあります。
記憶力や集中力が低下したり、判断力が鈍くなることがあります。
前駆症状:
発病する前に、不安、不眠、神経過敏などが現れることがあります。
統合失調症の症状は、陽性症状(幻覚や妄想など、本来ないものが現れる)と陰性症状(感情の平板化や意欲の低下など、本来あるべきものがなくなる)に分けられます。
統合失調症は、様々な症状が複雑に絡み合うため、人によって症状の現れ方は異なります。早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが大切です。
