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18
#暗め
166
夢主
ある日
リドルはいつも通り病院で働いていた。
休憩時間になり、リドルは看護師たちと話をしていた。
看護師1
リドル
看護師1
リドル
看護師2
リドル
リドルは呆れたような顔をした。
看護師1
リドル
そう言いながら、リドルは腕時計に目を向ける。
リドル
リドル
看護師1
看護師2
リドルがその場から少し離れる。
すると、看護師たちは再び話し始めた。
看護師1
看護師2
看護師1
看護師2
その言葉を聞いた瞬間、リドルの足が止まりかけた。
リドル
今すぐ引き返したかった。
大変だった。
もちろん、大変なことはたくさんあった。
仕事をしながらステラを一人で育てるのは決して簡単なことではない。
夜中に熱を出したこともあった。 毎日学校から連絡が来る。 ステラのことで悩んだことだって、一度や二度ではない。
それでも…――。
ステラ
ステラ
ステラ
そんな声を聞くたび、リドルは思っていた。
大変だったけどそれ以上に楽しかった。
ステラと過ごした時間を不幸だったなんて思ったことは一度もない。
――大して事情も知らないくせに。
勝手に人を不幸にしないでほしい。
けれどリドルは何も言わなかった。
別に理解してもらおうとは思わない。
ステラだけでいい。
自分たちが幸せだったことを分かってくれるのは、ステラだけで十分だった。
それなのに…
たった一言
『可哀想』
その言葉は、想像以上に胸の奥へ鉛のように沈み込んでいった。
18時
仕事が終わった
リドルはいつものように家へ向かう。
大体いつも、この時間に帰る。
家に帰ればきっとステラがいる。
ステラは、リドルが帰ってくると笑いかけてくれる。
まるで学校での行いが嘘かのように
あの笑顔は――もしかしたら、自分のために用意されたものなのかもしれない。
それでも嬉しかった。
リドル
ステラ
いつもの声
それだけで少し心が軽くなる
リドル
ステラ
ステラは気まずそうに笑った。
リドルはそんなステラを見てふっと笑う
リドル
ステラ
ステラ
リドル
ステラ
リドル
ステラ
リドル
ステラ
リドル
少し照れくさそうにして
リドル
ちょっとした独占欲だった。
ステラ
リドル
二人は顔を見合わせて笑った
その後、二人は夕食を済ませ、風呂に入り、歯を磨いた。
夜。
二人は横並びになってソファに座っていた。
ステラ
リドル
ステラ
リドル
ステラ
リドルは少し黙った。
リドル
ステラ
リドル
ステラ
ステラが驚いた顔をする。
リドル
リドルは少し俯いた
リドル
ステラ
リドル
ステラ
リドル
その言葉を聞いた瞬間、ステラは立ち上がってリドルから少し距離を取った。
リドル
ステラ
声が震えている。
ステラ
リドルが顔をあげる
ステラ
ステラの表情が次第に険しくなっていく。
ステラ
珍しく声を張り上げていた。
リドル
ステラ
最後の言葉だけ弱々しかった。かえってそれが余計に胸を締め付けた。
リドルは何も言えない
ステラ
ステラは目を逸らす。
ステラ
そう言ってステラは玄関に向かった。
リドル
追いかけたい。
今すぐ追いかけて謝りたい。
けれど、今は少し一人にさせてあげた方がいいのかもしれない。
リドルはそう思ってしまった。
――その選択が、後々大きな後悔になることも知らずに。
ステラ
足元を見ながらステラはつぶやく。
ステラ
本当はリドルのことが嫌いなわけじゃない。
むしろ…大好きだからこそ腹が立った。
自分たちの幸せを、勝手に不幸にしないで欲しかった。
ステラ
ステラ
その瞬間だった。
目の前が真っ暗になった。
ステラ
ステラの意識はそのまま途切れた。
一方、その頃…
リドルは家でずっとステラを待っていた。
時計を見る
少し遅すぎる
リドル
リドルは立ち上がった。
迎えに行こう、そう思って家を出た。
しばらく歩く。そして…
リドル
目の前に衝撃的な光景が映った。
そこに、ステラが倒れていた。
リドル
一瞬、何が起きているのか理解できなかった。
次の瞬間、リドルは駆け出していた
リドル
何度呼びかけても返事がない。
リドルは震える手でステラの脈を確認する。
――生きている。
リドル
けれど、安心している暇なんてない。
すぐに救急車を呼ぶ。
震える手で連絡をしながら、リドルは倒れているステラを見つめていた。
――嫌だ。
こんな別れ方なんて、嫌だ。
まだ、大好きだと伝えきれていない。
まだ、たくさんの愛してあげたい。
まだ、自分の手で幸せにしてあげたい。
これ以上ないほど。
世界で一番の幸せ者になってほしい。
リドル
リドル
リドル
リドル
リドル
そんなことを言ったって不安が消えるわけじゃなかった
ステラがいなくなったら…
自分はこれからなんのために頑張って生きていけばいい?
これからどうやって、生きていけばいいんだ……?
リドルの頬を、一筋の涙が伝った。
コメント
1件
リドル視点、すごく刺さりました……。看護師たちに「可哀想」と言われて胸を痛める父親と、同じ言葉をパパから言われて怒るステラ。親子でまったく同じ思いをしてるのに、それがすれ違ってしまう切なさ。最後の「置いていかないで」がもう……。設定の使い方、本当に巧いですね。続きが気になります。