マイキー
マイキー
マイキー
ドラケン
マイキー
三ツ谷
マイキー
ガチャリ
場地
真一郎
ドラケン
マイキー
三ツ谷
真一郎
ドラケン
真一郎
ドラケン
マイキー
マイキー
真一郎
真一郎
マイキー
真一郎
マイキー
真一郎
真一郎
真一郎
俺の世界はずっと、灰色だった
イザナ
真一郎)今日な、万次郎と喧嘩しちまってさ…────
イザナ
真一郎)今朝の万次郎の寝相が───
イザナ
真一郎)聞けよイザナ!さっき万次郎がさぁ───
イザナ
イザナ
イザナ
俺は今日も今日とて当然のように 施設を抜け出していた
…まぁ、俺が施設を抜け出そうと 誰も俺の事なんて探さねぇけどな
イザナ
施設で俺はすっかり問題児だった
「またお友達をたたいたの!?」
「イザナ君はどうしてそんな酷いことができるの!!!」
イザナ
……何を、何を今更、 お前らも知っていただろう
全部、見て見ぬふりしてたのも お前らなんだから
俺はいつもこの目立つ見た目で 損ばかりしていた
施設の子ども1
施設の子ども1
施設の子ども2
施設の子ども1
施設の職員
何がそんなに面白いのかギャハギャハ 笑う声が耳障りで仕方ない
施設の子ども1
施設の子ども2
施設の子ども1
施設の子ども1
俺は何も言わなかった
言い返すのも何か反応するのも 負けたような感じがして嫌だったから
でもいつも鼻の奥がツンとして、 無性に泣きたくなる
施設の子ども3
施設の子ども3
施設の子ども3
「俺の肌は初めから茶色だよ」
そう言いたかったのに、 何も言えなかった
俺のにいちゃんだって言う シンイチローはそんなの気にすんな って言うけど、
……ずっと俺は悲しかった
ただの俺を、”そのままのイザナ”を 誰も受け入れてくれないようで 悲しかった
見た目が違うだけで 受け入れてもらえないなんて
そんな理不尽に全部嫌になって 力いっぱい暴れて
施設の子ども1
施設の子ども2
施設の子ども3
いつの間にか、俺は1人だった。
それからずっと俺は独り
イザナ
たまに売られた喧嘩を買って
次々なぎ倒して行くうちに俺はこの辺りで恐れられる悪ガキになっていた
イザナ
そんな時だった
夢主
ボロボロの夢主に会ったのは
イザナ
…最初は変なやつだと思った
傷だらけで包帯やら絆創膏やらで 包まれた顔で ニコニコ笑ってる変なチビ
イザナ
夢主
夢主
それから、そいつとはここで よく会うようになった
こいつの怪我が家族に やられてんだろうなとは分かっていた
(まァ俺には関係ないけど。)
それでもなんだか嬉しかった
(あぁ、俺以下のクソみてぇな人生のやつもいるんだな)って
夢主
イザナ
夢主
夢主
夢主
夢主
だからこれは哀れみと気まぐれだ
イザナ
だって、そうでなければおかしい
この感情も、華やぐように 色が付いた世界も
全部全部、気のせいだ
コメント
6件
最&高
最高すぎます❗