コメント
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めっちゃ最高でした!!!フォロー失礼します!!
今回も凄くいい!夢主ちゃんカッコよすぎでしょ
それから夢主と話す回数が増えた
そうこうしている内に 鶴蝶という下僕も出来た
”独りのイザナ”は、 もうどこにも居ないのだ
(あぁ、幸せだな)
雪の日に3人で王国を作ろうと 約束した
身寄りのない子どもたちを集めた 俺たちの王国
当然俺が王で鶴蝶は国を守る兵隊、 そんで夢主は───
…どんどん夢主の傷が増えて
好きだった笑顔が少なくなっていく ことから俺は目を逸らし続けた
イザナ
真一郎
…久しぶりに懐かしい名前を聞いた
俺とイザナの決別を防いでくれた 俺らの恩人
真一郎
ぱしぱしと雨が窓を叩く
あぁ、あの日もこんな雨だった
イザナ
イザナと俺に血の繋がりがないことがイザナにバレてしまった
真一郎
どれだけ言葉を尽くしても 今のイザナには届かないようで、
イザナ
イザナの怒りはヒートアップしていく
イザナ
殴られて地面に無様に座り込む俺では
イザナ
雨に紛れて涙を流す弟に
手が、届かない
真一郎
弟は踵(きびす)を返し俺に背を向けた
(俺はどこで間違えた?)
真一郎
(どうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたらどうしたら────)
夢主
か細い声と共に、ベシャリと何かが地面に倒れるような音がした
イザナ
真一郎
水溜まりだらけの地面に痩せた女の子が気絶して倒れている
身体中に巻かれた包帯は解けかけていて、泥に汚れて変色してしまっている
イザナ
か細い声に反応したイザナが顔色を 変え、その女の子に駆け寄る
真一郎
真一郎
イザナ
立ち去ろうとするイザナに言う
真一郎
なかなかに意地の悪いことを 言っている自覚はある
でも今こうしないとイザナと永遠に会えなくなる気がしていた
それに、イザナは──
結果として俺はまだイザナと居た
佐野家に行くのは嫌だと言われ、 俺の店の裏方にある簡易ベッドに 女の子を寝かせた
イザナ
イザナは心配そうな顔で 未だ眠る女の子を見つめる
真一郎
イザナ
真一郎
重苦しい空気が空間を支配する
真一郎
真一郎
真一郎
イザナ
真一郎
イザナ
真一郎
突然喋りだしたイザナにバレないように動揺を包み隠す
イザナ
イザナ
真一郎
汚れた包帯を外すと女の子の身体中にアザや火傷、切り傷に擦り傷、、
数えるのが嫌になるくらい傷だらけで、、ひどく痩せていた
真一郎
おそらく、いや確実に虐待だろう
イザナ
イザナ
真一郎
再びの沈黙
どんな言葉をかけてやるのが正解なのか分からず俺も黙り込む
そのときだった
夢主
真一郎
イザナ
夢主
夢主
夢主
真一郎
イザナ
夢主
夢主
イザナ
真一郎
真一郎
夢主
真一郎
真一郎
夢主
真一郎
イザナ
夢主
夢主
イザナ
イザナ
イザナ
真一郎
イザナ
夢主
真一郎
イザナ
夢主
夢主
夢主
夢主
イザナ
真一郎
夢主
ひどく実感のこもった声だった
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎
真一郎