カラン
店の扉が開くのと同時にその音が店内に響いた
悠真
悠真
笑顔の仮面を張り付け今日1人目のお客(獲物)に微笑む
そして、狙いを定め、一言いう
悠真
その一言で顔を赤らめるお客(獲物)は単純な生き物
もっと
もっと
スリルを求めて
深く
深く
酔いしれたい
誰でもいい
誰でもいいから
1度だけ飲んで欲しい
恋のお酒を…
『 次は貴方ですよ?』
カラン
2人目のお客(獲物)がやってきた
そのお客には一言
悠真
コクリと頷く彼女を見て
こいつも単純だなぁ
気を抜けばクスッと笑ってしまいそう…
けれど単純なのは僕の方で
お酒を口にした時
微かに笑ったのに気づかなかった
それにきずかない僕はお酒を飲み干した彼女を見て唖然とする
僕が求めていたこのスリルを彼女は簡単に越してしまった
深く
深く
酔いしれたのは僕の方で
僕は本能でこう思った
このお酒は危険だ…
けれどもう遅い
彼女は僕を見てクスリと笑い
『 お客(獲物)は貴方だったんじゃない?』
彼女の全てに
僕は酔ってしまった
そして僕は
悠真
そういい自分が負けたというのを自覚した
禁断のお酒に手を出したらもう
戻れないから
コメント
14件
わぁぁ(´°̥̥̥ω°̥̥̥`)好き
すげぇ,,,
月雫の作った歌詞を元にして作ってみました。あまり歌詞と変わらないですね笑 歌詞の方が個人的には好きです笑 物語にするとなると少し難しかったです笑