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影山拓也
横原悠毅
荷物を持って出ようとする
影山拓也
俺の腕を引っ張る
そしたら
影山くんが俺を強く抱きしめてきた
横原悠毅
影山拓也
少し抵抗しても
少しも離してくれなかった
横原悠毅
そういうと更に強く抱きしめてきた
影山拓也
影山くんの胸の音がよく伝わる
俺の胸の音も多分伝わってる
なんでこんなことしてくれるんだろう
影山くん、俺のこと好きじゃないでしょ?
なんで、こんな
一切離してくれなさそうで
俺は、影山くんの背中に腕をまわした
少し俺より身長が高い影山くん
離してほしくない
そう思ってしまった
影山拓也
耳元でよく聞こえる影山くんの声は
俺をもっとドキドキさせた
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
思いもよらない言葉だった
影山くんが俺を好き?
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
影山拓也
第一印象は
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
一見気だるげな
でも話してみると面白い
そんな人だった
佐藤新
影山拓也
新と話しながら廊下を歩いていると
教室の前で話している横原がいた
影山拓也
でも横原が話しているのは
女の子だった
仲良さそうに話していた
それを見て
何故か胸が苦しかった
立ち尽くしてしまった
佐藤新
影山拓也
影山拓也
これが始まりだった
影山拓也
俺が誤ってパスしたボールが
よそ見していた横原の頭に勢いよく当たった
急いで駆け寄る
影山拓也
横原はどんどん力が抜けていくようで
影山拓也
影山拓也
呼びかけても返答はなかった
影山拓也
基俊介
基俊介
影山拓也
影山拓也
俺は横原をおんぶし保健室に行った
影山拓也
おんぶして保健室に連れていってる時
返答はなかったが
1人で問いかけていた
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
小さかったけど返答が返ってきた
意識は薄らとあったらしい
横原悠毅
横原悠毅
小さな声が耳元で鳴り響いた
影山拓也
胸が苦しい
影山拓也
影山拓也
横原から返事はなかった
影山拓也
影山拓也
俺は横原をベットに降ろした
影山拓也
影山拓也
影山拓也
問いかけても返事は来なかった
影山拓也
影山拓也
あまりに無防備な横原で
頬に触れてしまった
影山拓也
影山拓也
こんなチャンス二度と来ないかも、
俺は横原にキスしようとした
影山拓也
もう少しのところでやめた
俺、横原のことめっちゃ好きだ
横原悠毅
影山拓也
良かった、
影山拓也
横原悠毅
立ち上がろうとしたら
挫いて横原の方に倒れてしまった
影山拓也
倒れた先には横原がいて
このままいくと横原にキスしてしまう
でも、
ぶっちゃけ手をつけて阻止できたけど
俺は我慢ができず横原にキスしてしまった
割と自然に、
でもどうしていいか分からなくて
離れるタイミングが分からなかった
そうするとドアが開く音がして
焦って離れた
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
笑って返してくれる横原の顔をみると
俺のものにしたくなった
影山拓也
横原悠毅
漏れた言葉を笑って誤魔化す
影山拓也
横原悠毅
影山拓也
どうしよう、めっちゃ好きだ
でもこんなところで言っても
影山拓也
保健室を出て
自分がしたことを再確認する
無意識に唇をなぞってしまった
影山拓也
あんなことしといて
初キスだった。
影山拓也
影山拓也
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
これまでのことを話してくれた影山くんは
変わらず俺を抱きしめてくれた
影山拓也
影山拓也
基俊介
高校卒業して初めて7人で出かけようと話してた時
松井奏
基俊介
佐藤新
椿泰我
影山拓也
影山拓也
基俊介
松井奏
松井奏
佐藤新
基俊介
基俊介
基俊介
影山拓也
影山拓也
椿泰我
椿泰我
椿泰我
影山拓也
インターホンを鳴らすと
横原のお母さんが出てくれた
基俊介
基俊介
横原の母
基俊介
横原の母
基俊介
横原の母
基俊介
影山拓也
横原の母
横原の母
松井奏
影山拓也
影山拓也
影山拓也
影山拓也
影山拓也
横原の母
影山拓也
影山拓也
椿泰我
椿泰我
椿泰我
影山拓也
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
俺はひとつ、
影山くんに聞きたいことがあった
影山拓也
そういうと抱きしめてくれていた影山くんは俺から離れた
横原悠毅
影山拓也
教科書を取りに行った時
影山拓也
横原悠毅
影山くんが俺の話をしていた
耳を澄ます
影山拓也
椿泰我
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
俺はその場から離れた
失恋なんか通り越して
嫌われていたなんて
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
椿泰我
影山拓也
椿泰我
影山拓也
椿泰我
椿泰我
影山拓也
椿泰我
影山拓也
椿泰我
影山拓也
椿泰我
椿泰我
影山拓也
椿泰我
椿泰我
影山拓也
影山拓也
影山拓也
影山拓也
椿泰我
影山拓也
影山拓也
影山拓也
影山拓也
影山拓也
影山拓也
椿泰我
影山拓也
影山拓也
影山拓也
影山拓也
椿泰我
影山拓也
影山拓也
影山拓也
影山拓也
影山拓也
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
数年、長い間
苦しかった糸が解ける音がした
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
横原悠毅
想い
9年間の想い
影山拓也
影山拓也
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
目の前にいる影山くんが
酷く愛おしかった
影山拓也
すると影山くんのスマホが鳴った
影山拓也
横原悠毅
多分、彼女だろう、
変な期待をしてしまう
影山拓也
影山拓也
影山拓也
影山拓也
その言葉は
泣きたいほど嬉しかった
電話を切った影山くんは
影山拓也
笑顔で言う影山くん
9年前の
初めて会った時と
変わらない眩しい笑顔だった
横原悠毅
影山くんからキスをしてくれた
さっきのよりかは
純粋な
愛で満ちたキスだった
でも俺らの空白の時間は
こんなのでは埋まらないものだった
俺のポケットに入れていたスマホが鳴る
横原悠毅
横原悠毅
影山拓也
影山拓也
でも影山くんは
もう一度してくれた
鳴り響くスマホの音をかき消すぐらい
影山くんはしてくれた
出会えてよかった
生きててくれてありがとう
END