君と見たとある映画
札束を海に投げ飛ばすシーン
俗を抜けて
現を抜けて
世界とつながるような感覚
まともになんてならないままでいようと笑いあった
亭牛
蝉の声もかき消すくらいの大声で
一生この日が続くとおもってた
終わりが来るのはいつも唐突だ
ねぇ…ttll me why ttll me whyttll me why
夕日みたい
儚く…
脆く…
思い出が何の足しになるんだろうか
ちっとも腹も心も満たしてはくれない
名前も忘れて生きられたらどんなに楽だろうか
往生際の悪いエピローグ
思い出したくもないプロローグ
さま
夏なんでもないある日君は
さま
さよならも告げずに何処かへ
さま
ふいに
さま
割れた
さま
心は床で
さま
未だに片付けられぬまま
さま
愛も
さま
金も
さま
何もいらない
さま
この記憶の重りを捨てたい
さま
言葉を吸って
さま
憂いを吐いて
さま
胸の
さま
奥が
さま
張り裂けそうだ…ッ
君が描いてくれた似顔絵
部屋に残した画材とペーパーバック
風景を描くのが好きだった
それを見ているのが好きだった
誰もいない路地裏で自販機を蹴っ飛ばす
物に当たるなんてよくないって分かってる
…………わかってるよ…
でもやっぱり行き場がない
不条理を受け入れる心がない
感情的になるのを辞められない
もう時は戻らない
神はいない
どうしようもない見放された一匹の柔い獣
もう全部消えてくれ
いっそまとめて消してやる
人ではない物に変わる…
その前に…
さま
茜色の
さま
空を仰ぐ
さま
『終わりがあるから美しい』
さま
なんて
さま
そんな
さま
綺麗事を
さま
軽々しく言わないでくれ
さま
紙も
さま
ペンも
さま
もはや
さま
いらない
さま
この詩は溝に捨ててくれ
さま
どうか
さま
どうか
さま
どうか
さま
其処で
さま
強く
さま
強く
さま
今を
さま
生きて…
あぁ…
全部壊してしまいたい…
恵まれた暮らしも知も名誉も…
あの時見た花火のように…
散り散りになってしまえばいい…
本当はこんな人間です
どうしようもないクズな人間です
せめて終わりは笑いたい
この不完全な人生






