青視点
青
ごめんごめん、遅れちゃった!
紫
いいよいいよ、
青
何の話してたの?
紫
クラスの人と仲良くなれたか
青
あー…
そういえば…
黄くんのことが気になって
クラスの人と…
全然交流してない!!
桃
ん?どうした青、まさか…仲良くなれなかったのか?
青
いや、そうじゃなくて…
モブさん
おいお前ちょっとこっち来いよ
モブくん
お前、『優等生』だもんなぁ?断るわけねぇよなぁ?
黄
…はい…
その時、黄くんが一瞬こっちを見てた
悲しい目で
え?
あの子、いじめられてるの?
『優等生』だから断れないの?
『優等生』だからって…、
それくらいっ…
それくらいっ、断れよ!
僕は無意識に黄くんに気づかれないように
黄くんの後を追った
紫視点
桃
おい、待てよ、青‼︎
青ちゃんは黄くんがいじめられそうになってるのに気づいたのか
黄くんの後を追った
みんなも
もちろん俺も
青ちゃんの後を追った
ここは…
倉庫?
俺たちはバレないように聞き耳を立てた
モブさん
お前さ、何なんだよ
黄
…何がですか
モブくん
だーかーらー、何なんだよ
モブくん
その態度
モブさん
優等生なら大人しく殴られてろよ!
モブくん
そうだそうだ、抵抗すんなよ
黄
っ……
ボカッ
バキッ
ドゴッ
黄
ゲホッ…ゲホッ……ッハァッ…!
赤
…!
紫
…ッ!
橙
…ッ
桃
……
青
ッ!
みんなどうすればいいのか分からなかった
そんな時青ちゃんが動いた
青
お前ら…何やってんだよ!