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能力とは...　3話

第1話 - 能力とは...　3話

2022年01月22日

#東方

四季　映姫

霊夢

「ありえないほどって、どういうこと？」

紫

「彼の能力はね...」

紫

「今までには前例がないのよ」

紫

「もともと彼は外の世界で能力を持っていたわ」

霊夢

「それってありえるの？」

紫

「本来はありえないわ」

紫

「だけど彼はなぜか持っている」

紫

「 ”異質”としか言いようがないわね...」

霊夢

「そのせいでこっちに来ても特殊なのね」

紫

「多分そうでしょうね」

霊夢

「それで、何の能力を持っているの？」

紫

「まず彼は初期段階で心が読めるわ」

霊夢

「え？どういうこと？」

紫

「彼は外の世界で能力があったって言ったでしょ？」

霊夢

「えぇ、言ってたわね...」

紫

「簡単に言うと彼の心を読む能力は能力としてカウントされないのよ」

霊夢

「は？ということは...」

紫

「実質彼は能力2個持ちよ」

霊夢

「そんなこと...ありえるの？」

紫

「本来はありえないわ...」

紫

「だけど目の前にいるのだから納得せざるを得ないわ」

霊夢

「本当にそんなことがあるのね...」

霊夢

「それで、莉桜の能力は...？」

紫

「彼は”強化”ができるのよ...」

霊夢

「きょ、強化？」

霊夢

「一体、どういうこと？」

紫

「彼の能力は戦闘特化ね」

紫

「他人のスペルを強化して使えるのよ」

霊夢

「それって相手のスペルを模倣してるのと変わらないじゃない...」

紫

「むしろそれの上位互換よ...」

紫

「戦う側は自分の強化体と戦うようなものよ」

霊夢

「そんなチート能力有りなの？」

紫

「もちろん弱点があるわ」

霊夢

「一見なさそうだけど...」

紫

「その弱点は...」

紫

「自分固有の技がないことよ」

霊夢

「自分固有の...技がない...？」

紫

「相手の技しか使えないのよ...」

紫

「自分の身体能力やパワーなどは強化できる」

紫

「だけど、強化するだけなのよ」

紫

「自分だけの技がないの」

紫

「だから、誰もいなかったら何もできないのよ」

霊夢

「なるほどね...」

霊夢

「ただ能力2個もってるじゃない」

紫

「そうね...」

紫

「ただ、もしかしたら...」

紫

「彼は異例...」

紫

「まだ何かあるかもしれない...」

霊夢

「それは追々分かっていくでしょ」

紫

「そうね...」

霊夢

「とりあえず、莉桜がきたことをみんなに報告しないとね」

莉桜

「そうなの？」

霊夢

「あなたが来るのをみんな待ってたのよ」

莉桜

「なんで？」

霊夢

「え、なんでって...」

霊夢

「紫もしかして何も話してないの？」

紫

「.............」

紫

「ごめんちゃい」

霊夢

💢(⌒▽⌒)

紫

「ごめんごめんごめんごめん」

霊夢

「これでまずは紅魔館に行きましょうか」

霊夢

「救世主が来たことを伝えないとね」

莉桜

「結局救世主ってなに？」

霊夢

「それはみんなの前で話すわ」

霊夢

「それじゃあ行きましょうか」

紫

「あ、霊夢」

紫

「そのことなんだけど」

紫

「彼は飛べないわ」

霊夢

「え、どういうこと？」

紫

「彼が能力が強すぎる故に、空が飛べないのよ」

紫

「強い能力と引き換えって感じね」

霊夢

「なるほど...」

霊夢

「でも、紅魔館は歩いて行くには遠いわね...」

霊夢

「紫のスキマは使えないの？」

紫

「私はこれからやることがあるから無理よ」

霊夢

「だよねぇ...」

霊夢

「こんな時に魔理沙が来てくれればいいのに...」

霊夢

「って言ったら多分...」

魔理沙

イェーイ

莉桜

「何今の...」

霊夢

「たぶんもう1回来るわよ」

魔理沙

ヒャッホーイ

霊夢

「ほらきた」

莉桜

「ほんとだ...」

紫

「てかあれ何やってんの？」

霊夢

「知らね」

霊夢

「ハエの真似じゃない？」

莉桜

「ハエにしては早くない？」

紫

「突っ込むところ違う気がする」

莉桜

「笑顔なの怖いんだけど」

霊夢

「あの子はこういう子だから」

莉桜

「ちなみに今の子が魔理沙って子？」

霊夢

「そう」

霊夢

「結構アグレッシブな子だから」

莉桜

「今の見てたらなんとなくわかったわ」

〜数分後〜

魔理沙

「おはようございます！」

霊夢

「今何時だと思ってるのよ」

紫

「一体いつまで寝てたのか」

魔理沙

「ついさっき起きました！」

霊夢

「養護不可能だった」

魔理沙

「お、見たことないやつがいるな」

霊夢

「あぁ、丁度いい子紹介しちゃう？」

紫

「いいんじゃないかしら」

霊夢

「じゃあ自己紹介ドウゾ」

莉桜

「僕は莉桜っていいます」

莉桜

「紫さんに連れてこられました」

魔理沙

(・o・)

霊夢

「 ...何その顔」

魔理沙

「紫...」

魔理沙

「誘拐は駄目だろ」

紫

「そんなわけないでしょ！」

紫

「私を何だと思ってるのよ！」

莉桜

「でもナンパはされました」

霊夢

「こんな幼気な子を...」

魔理沙

「ナンパとかまじかよ...」

紫

「あれはナンパではないでしょ！」

莉桜

「まぁそういうことにしときますよ」

紫

「納得いかないんだけど」

霊夢

「それより魔理沙自己紹介しなさいよ」

魔理沙

「そうだ、忘れてた」

魔理沙

「私は霧雨魔理沙」

魔理沙

「ただの魔法使いだ」

霊夢

「これから紅魔館に行くから」

霊夢

「魔理沙の後ろに乗っけてあげてくれない？」

魔理沙

「おう！全然いいぜ」

魔理沙

「じゃあ早速行くか！」

莉桜

「一ついいですか？」

魔理沙

「なんだ？」

莉桜

「僕高い所苦手なんですけど...」

魔理沙

「そのうち慣れるって！さぁ、行くぞー！」

魔理沙

ガシ

莉桜

「え、ちょっと待ってください！」

莉桜

「いや本当に待ってください僕本当に高いところ無理何ですって誰か助けてぇぇぇぇーーーー」

霊夢

「 .....それじゃあ行ってくるわね...」

紫

「いってらっしゃい」

紫

「一応気をつけなさいよ...」

霊夢

「分かったわ...」

夢主

最後まで見てくれてありがとう！

夢主

ﾊﾞｲﾊﾞｲ(^_^)/~

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四季　映姫

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