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ミチェル
そう息をはいてゆっくり閉じていた瞼を開ける
研究者の男
研究者の男
彼を黙って見据える
研究者の男
ミチェル
そう言った彼にゆっくりと近付く
ミチェル
上手く隠してるつもりでも
見えるんだよ
どうせ、魔法で闘わないんだろう?
そして
彼との距離はおおよそ三メートル
始めに五メートルほど距離をとっておいたから
こっちも準備させてもらったよ
ミチェル
ミチェル
ミチェル
ミチェル
研究者の男
研究者の男
研究者の男
研究者の男
ミチェル
研究者の男
私はフッ、と笑うと
真っ直ぐ彼を見た
彼も彼女の整った美しい顔が笑顔で満たされるのをみて
初めて
隙が出来た
ミチェルは
彼のもとで浮いていた包丁を
全て重力を増やし
床につけ
動かせないようにした
これには少し対価がつく
常人(神遣)ならば
これで、切り傷が一つできるだろう
しかし私は対価がない
だけど、敢えて対価を受ける
違うよ、私じゃない
ほとんどのやつが気づいてないけど
魔法の対価は誰でもよい
あとは御分かりだろう?
研究者の男
そのまま彼のナイフが振りやすい位置へと踏み込む振りをする
彼は焦ってナイフを出す
それが予測できていた私は反対側へ体を曲げる
その時魔法で彼の筋肉神経に硬直の魔法をかけておいた
これでとどめをさすはずだった
しかし、頭上には部屋にあった花瓶
ミチェル
ミチェル
上には気を振ってなかった私は
咄嗟に上を見て
魔法を使って止める
そうすると対価をかけておいた研究者の男がいない
いや
人形に成り果てていた。操り魔法だろうか
ミチェル
ミチェル
ミチェル
彼女は十秒ほどで荷物を集め、袋に閉じて
そのまま家を出た
外でさすがに目を見せることはできないので
もう一度眼を閉じてコンタクトをつける
無念だな、あー殺したかった
それに、すこし気にかかるな
ミチェル
ミチェル
ミチェル
もう一度彼の顔を思い出そうとするが
上手く出てこない
お父さんは昔
研究をしていた
あんなに若い時のお父さんは見たことがないので
確証は持てない
もしかして
世界を変えたとき。。
魔法の 日常化以外に何かが起きた?
…分からない
ミチェル
そう考えながら道を歩く
ドンッ
ミチェル
少女
ゴン!
ミチェル
少女
少女はみるからに健康ではない
アザやアオタンが服の隙間から見えていた
ミチェル
待って。。
全然外に出ていなかったから気づかなかった
ここは
どこの世界だ
続
作者
御手数ですか
作者
ホーム画面の(もとの画面)
作者
作者
タップしていただくと
作者
御閲覧允にありがとうございました
作者
作者