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懐かしい夢を見た

何処か顔の知らない誰かが泣いてて、ずっとあやしてたんだっけ…

オルバ

うぇぇぇ…お母さん〜!!

ツン

わっ?!

ツン

、、、、、子供?

ツン

僕、どうしたの?迷子?

オルバ

うぅぅぅぅ……

ツン

わーーーーー!!泣かないで?!お兄さん怪しいものじゃないから!!

オルバ

ヒックグスッ

ツン

とりあえずどうしよう……

ツン

うーん…

ツン

そうだ

ツン

お兄さんが家まで送ったげる!!

オルバ

おにーさんが…?

ツン

うん!

オルバ

道、わかる?

ツン

ズサァァァァ

ツン

子供がそんな心配しなくていーんだよ〜!!

ツン

おにーさんちゃんとキャンマラルート覚えてるし!!

オルバ

ふは笑笑あははは笑笑

ツン

んも〜…

ツン

(子供にからかわれるとは…)

ツン

てな訳で

ツン

家がどんな感じか言える?

オルバ

おっきくて窓が沢山ある!!

ツン

うんうん……

ツン

うん……

ツン

(この世界にそんな家が何件もあるなんて言えない…)

ツン

(しょうがない、見つかるまで歩き続けよう)

ツン

よーし、わかった、お兄さんに任しとけ!!

オルバ

おかーさん!!

オルバのお母さん

あっ!!よかった…今警察に電話してたんだけど…

オルバのお母さん

一人で帰ってきたの?

オルバ

んーん、お兄さんとだよ

オルバのお母さん

お兄さん?

ツン

あ、どうも

オルバのお母さん

この方が…

オルバのお母さん

この度は息子がお世話になりました

ツン

いえいえ!!大丈夫です、頭あげてください!!

オルバのお母さん

なんとお礼を申したらいいか……

ツン

お礼なんていいんです笑無事にお母様に会えてよかったな〜

オルバ

うん!

ツン

じゃ、俺はこれで

オルバ

おにーさんもう行っちゃうの?

ツン

うん、俺も帰るところがあるからね

ツン

立派に育てよ〜

ツン

(オルバの頭を撫でる)

オルバ

ドキッ

ツン

では

オルバのお母さん

いい人だったわね

オルバ

お母さん、あのお兄さんにまた会える?

オルバのお母さん

会えるわよ、私も会いたいわ、オルバが立派になって会いに行きなさい

オルバ

ん!

それから×年後……

ツン

やっぱ草原はいーなぁ……

ツン

野良が弾く音楽とか心地いい…

オルバ

お兄さん、こんばんは

ツン

ん?え?は、はぁ…?

ツン

あの…俺ですか?

オルバ

あー…覚えてませんか…?

ツン

え、何処かで会いました?

ツン

(こんなイケメンとは絶対会ったことも喋ったこともない…)

ツン

(世界が違いすぎる…)

ツン

すみません…なんも覚えてなくて…

オルバ

いいんですよ、まぁ忘れるのも当然です…あれから結構時が経っちゃいましたし

ツン

あ、すみません、何か言いましたか?

オルバ

いえ、なんでもありません

オルバ

では俺は行きます、時間邪魔してすみませんでした

ツン

あ!ちょ…ちょっと待ってください!

オルバ

はい?

ツン

ぶっ…!(急に立ち止まったオルバの背中に当たった)

オルバ

あ、すみません…

ツン

い、いえ

ツン

あの…良ければフレになりませんか?

オルバ

え、

ツン

ほ、ほら、これでいつでも会えますし

オルバ

あ、ありがとうございます…

ツン

はい

ツン

じゃ俺はこれで!

オルバ

お兄さんに忘れられたのは悲しいけれどフレになっただけありがたい事なんだよな…

それからよくオルバさんは俺に会いにきてくれるようになった

オルバ

ツンさん、こんにちは

ツン

あ、オルバさん、こんにちは〜

ツン

バサッ

オルバ

ん?

ツン

ハグしないんですか?

オルバ

ぶっ!!!!!

ツン

え、え?

オルバが倒れる

ツン

オルバさん?!

オルバ

(お兄さん、俺の気持ち知らないで…ハグって身体密着するでしょ?)

オルバ

(絶対無理…あああ…でもしたい)

オルバ

(ただした瞬間俺の理性は何処か行く……)

ツン

あ、すみません…最近よく来てくれるのでハグとかまだしてないなって思って

ツン

図々しかったです…すみませんでした…

オルバ

い、いえ…そんなこと…!

オルバ

、、、、、

オルバ

しましょう!ハグ!

ツン

え、いいんですか?でも…

オルバ

いいんです!ほら!

オルバ

ギュッ

ツン

わぅ

オルバ

(お、お兄さんの身体が…結構華奢なんだな…)

オルバ

(身長、今じゃ俺の方がでかいな…あの時はお兄さんの方がデカかったのに)

ツン

、、、、、オルバさんは懐かしい匂いがしますね

オルバ

え?

ツン

なんだろう…こう…

ツン

少し思い出話になるんですが…

ツン

俺がまだ未熟だった時に迷子になってた子と同じ匂いなんです

オルバ

あ……

ツン

急に思い出して、元気にしてるかなって笑笑

オルバ

そう…なんですね…

オルバ

ツンさん、優しいですもんね…

オルバ

(俺なんだよ、お兄さん、ずっとずっと探してたんだ…)

オルバ

(でも……お兄さんの中で俺はきっと子供のままでこの気持ちを伝えたとて、ただフレとしての好きにされてしまうんだろうな…)

オルバ

(だったら俺は…あの子供が自分なんだって事は言わない)

オルバ

(最初から叶わない恋なら俺は…この気持ちを隠し通す)

オルバ

(お兄さんのそばにいられたらいい、それで…)

オルバ

(幸せなはずなんだ…)

ツン

あの、オルバさん

オルバ

あ、はい?

ツン

そろそろ離してもらえると……

オルバ

バッ……

オルバ

す、すみません…!

ツン

いえ、言わなかった俺も悪いので

ツン

俺のわがまま、叶えてくれてありがとうございます

ツン

では、俺は今日はこれで…

オルバ

あの…

ツン

オルバ

明日も…明日も来ていいですか?!

ツン

、、、、、

ツン

もちろんです、ずっとお待ちしています

オルバ

(あぁ…その笑顔、昔と変わってない…)

オルバ

(俺の心を照らしてくれる太陽のような笑顔だ…)

この恋が無かったことになっても俺は貴方をずっと好きだとお約束します

あの時、ツンさんが来てくれたから今の俺がある

オルバ

お兄さんに素敵な人が現れるまでそばにいてもいいですか…?

その声は波にかき消され、二度と口から発する事はなかった

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コメント

8

ユーザー

つーかさ

ユーザー

省略して、短めに言います スッッッッッキ★★★★★

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