?
ふぅ
緊張しっぱなしだった入学式が終わり、僕はホッと一息ついた
入学式には色んな人がいた
ザ、お嬢様って感じの人とか 隣の人と喋ってる人とか ちょっと遅刻してきた人とか 大きめのサイズのフード付きパーカーを着ている人とか
入学式が終わると両親の元へ駆け寄った
ここ…幾望(キボウ)学園は全寮制で、 しばらく家には帰れない
そして、早速今日から寮に入るらしい 同室の人との顔合わせや荷物を置いたり説明があったり… 色々やることがあるのだ
だから両親とはこれでしばらく会えない
おかあさま
はい、どうぞ
両親は僕に小さな鐘が付いた御守りをくれた
ここの学園は代々寮に入る前に家族から御守りを渡されるらしい そして、それを常に身につけておかなければならない
詳しい理由は明かされていないが… 何かあるんだろう
御守りはそれぞれの両親が決めるらしい 僕は小さな鐘だった 鐘は『カラン』と綺麗な音を鳴らした
おかあさま
それじゃあ、そろそろ行こうかしら
何かあったらすぐに連絡して
頑張ってね
何かあったらすぐに連絡して
頑張ってね
おとうさま
元気でな!
両親はそう言って少し悲しそうな顔をしながら僕の頭を優しく撫で、 門の方へ向かって行った
…少し寂しいな。
でも、これが日常茶飯事になるのだから今のうちに慣れておこう
それにしても、中学生になったばかりの子供たちにこんな辛い思いをさせるなんて
?
こんなことしなくてもいいのに
来夢
おかえりー
来夢
来夢でーす
来夢
今回明かされたのは学校名とおとうさまでしたねー
来夢
そして!
来夢
名前は相変わらず出てませんね!
来夢
次は出ます
来夢
というか出します
来夢
出さないと物語が進まないので
来夢
それじゃあ
来夢
またねー