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僕らの結末は

第12話 - 第12話　過去の傷跡

2024年12月20日

#プロセカ

#レオニード、モアジャン、ビビバス、ワンダショ、ニーゴ

#東雲彰人

#恋愛

#病み

琴葉

七瀬　未月

瑞希、おはよう。

暁山瑞希

あ、未月！
おはよー。

暁山瑞希

今日は頑張ってね...！

七瀬　未月

うん。ありがとう！

暁山瑞希

じゃ、またねー。

七瀬　未月

じゃあね。

東雲彰人

..あ...七瀬....！

七瀬　未月

し、東雲くん....

東雲彰人

昨日は悪かった....。

七瀬　未月

..私の方こそ声荒げちゃってごめん...。

東雲彰人

それと___（同時

七瀬　未月

あの___（同時

七瀬　未月

あ、東雲くんからどうぞ。

東雲彰人

あ、ああ。
あのさ、今日七瀬に話したい事あるから、放課後話さないか？

七瀬　未月

え....？

東雲彰人

あ...、嫌なら無理して話さなくても___

七瀬　未月

ううん。
話し合いたい。

七瀬　未月

私もそれを言おうとして声かけたから。

東雲彰人

.....！そうか。

七瀬　未月

じゃあ、また放課後でね。

東雲彰人

おう。

七瀬　未月

（言えた..良かった...。これで話せば___）

学校の生徒（使い回し）

七瀬ってそんなやつだったんだな。

学校の生徒（使い回し）

最低ー。

学校の生徒（使い回し）

いなくなればいいのに。

学校の生徒（使い回し）

よく平気で生きてられるね？

七瀬　未月

____ｯ....

七瀬　未月

（ダメ....思い出しちゃ....ダメ）

？

うるさい！
目障りなのよ！！

？

あんたは一生わたしの引き立て役なんだから！！

七瀬　未月

やめてｯ.....。

七瀬　未月

（東雲くんはそんなこと言わない....。きっと受け入れて...くれるよね？）

七瀬　未月

はぁ....もう放課後か...。東雲くんが待ってるかもだし、早く屋上に行かないと...。

ｷﾞｨ

七瀬　未月

東雲くん、
お待たせ。

東雲彰人

ああ、待ってねぇから大丈夫だ。

東雲彰人

...じゃあ、話をするか。

七瀬　未月

...う、うん。

七瀬　未月

実は私、両親が事故で亡くなっててさ。

東雲彰人

....！？

七瀬　未月

そうだな....。
その日はクリスマスイブだったんだ。

七瀬　未月

お父さんとお母さんは私のために、仕事から帰るときにケーキを買ってきてくれたんだけど... その時に交通事故が起きちゃったんだ。

東雲彰人

....

七瀬　未月

それで両親を亡くして、まだ幼かったから祖父たちが暮らしてる家で生活させてもらってたんだ。

七瀬　未月

今はもう高校生だし、独り暮らししてるんだけどね。

七瀬　未月

...両親を亡くした頃から私は『親がいないなんて可哀想』、『実質それって七瀬のせいじゃん』とかクラスメイトたちに言われて....ｯ。

七瀬　未月

そういう理由で....いじめられてたんだ....。

東雲彰人

いじめ....？！

七瀬　未月

...うん...。

東雲彰人

...今は大丈夫なのか？

東雲彰人

本当の事を言ってくれ。

七瀬　未月

えｯ...

七瀬　未月

私は....私はｯ....

七瀬　未月

（...大丈夫じゃ....ない。苦しかった....ｯ。誰にも言えなくて....耐えないといけない。私が悪いんだって....。）

七瀬　未月

（...そう思ってた。けど、そうじゃないのｯ....？）　

七瀬　未月

...大丈夫じゃ...ｯ...。

七瀬　未月

...大丈夫じゃないよｯ....！

東雲彰人

！...七瀬...。

七瀬　未月

陰口言われて...ｯ、みんなから無視されて...、その度に傷付いて...。

七瀬　未月

でも、両親がいないからいじめられてるなんておばあちゃんたちに言えないし...ｯ。

七瀬　未月

先生にもｯ...迷惑かけられないし...言えなかった...。

東雲彰人

...

七瀬　未月

だから...私が耐えればそれで済むのにｯ...。

七瀬　未月

耐えなきゃって思うほど、苦しくなって...どうすればいいのか分からなくなっちゃったんだ。

ｷﾞｭｯ

七瀬　未月

.....ｯ！？

東雲彰人

...話してくれてありがとな。でも、もう十分だ。

東雲彰人

もう一人で考え込むな。我慢しなくていい。

七瀬　未月

うｯ..ひｯ...くｯ...

七瀬　未月

ぐすｯ....はｯ...うぅｯ....辛かったｯ。

東雲彰人

もう大丈夫だ。
一人じゃない...俺がいるから。

東雲彰人

今までよく頑張ったな。

七瀬　未月

ｯ...

七瀬　未月

（...なんだろう...温かいな、心も体も。何かが満たされた気がする。）

七瀬　未月

（...なぜか心地いい。...この気持ち、忘れたくないな。ずっとこうしていたい。）

東雲彰人

落ち着くまでこうしてるから。

七瀬　未月

うん...、東雲くんありがとう。

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琴葉

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