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WIZARDING WORLD

第9話 - 素晴らしい宴と初めての授業

2024年11月14日

#ハリポタ

#へたくそ

ソイミュ&ソイラ

アルバス・ダンブルドア

おめでとう？ホグワーツの新入生、おめでとう！歓迎会を始める前に、二言三言、言わせていただきたい。では、いきますぞ。そーれ！わっしょい！こらしょい！どっこらしょい！以上！

ソイミュ・ノーウェア

…え

ソイミュ・ノーウェア

…あれ、だけ？

ハリー・ポッター

あの人……ちょっぴりおかしくない？

パーシー・ウィーズリー

おかしいだって？

パーシー・ウィーズリー

あの人は天才だ！世界一の魔法使いさ！でも少しおかしいかな、うん。君、ポテト食べるかい？

ハリー・ポッター

！？

ソイミュ・ノーウェア

！？

ソイミュ・ノーウェア

え、何魔法？

パーシー・ウィーズリー

その通りさ！

ソイミュ・ノーウェア

ええ、いろいろある…

ソイミュ・ノーウェア

逆に選べない…

ソイミュ・ノーウェア

とりあえず全部ちょっとずつ食べよ

ハリー・ポッター

何でハッカキャンディ？

ソイミュ・ノーウェア

さあ…？

スゥ

ソイミュ・ノーウェア

きゃ！

ハリー・ポッター

！？ソイミュ！？

ほとんど首無しニック

おいしそうですね

ハリー・ポッター

食べられないの？

ほとんど首無しニック

かれこれ五百年、食べておりません。もちろん食べる必要はないのですが、でもなつかしくて。

ほとんど首無しニック

まだ自己紹介しておりませんでしたね。ニコラス・ド・ミムジ➖ポーピントン卿と言います。お見知りおきを。グリフィンドール塔に住むゴーストです。

ロン・ウィーズリー

僕、あなたのこと知ってる！

ロン・ウィーズリー

兄さんたちからあなたのこと聞いてるよ。『ほとんど首無しニック』だ！

ソイミュ・ノーウェア

愛称？みたいな？

ハリー・ポッター

だと思うけど…

ほとんど首無しニック

呼んでいただくのであれば、むしろニコラス・ド・ミムジ➖…

シェーマス・フィネガン

ほとんど首無し？どうしてほとんど首無しになれるの？

ほとんど首無しニック

…

ほとんど首無しニック

ほら、このとおり

グラッ

ソイミュ・ノーウェア

わあ！！！

ハリー・ポッター

あっ…

ロン・ウィーズリー

ひえー

ほとんど首無しニック

さて、グリフィンドール新入生諸君、今年こそ寮対抗優勝カップを獲得できるようがんばってくださるでしょうな？

ほとんど首無しニック

グリフィンドールがこんなに長い間負け続けたことはない。スリザリンが六年連続で寮杯を取っているのですぞ！『血みどろ男爵』はもう鼻持ちならない状態です……スリザリンのゴーストですがね

ソイミュ・ノーウェア

…ハリー、ロン、あっち

ハリー・ポッター

？

ロン・ウィーズリー

あれが…？

ソイミュ・ノーウェア

銀色の血だ

スリザリンの席

ドラコ・マルフォイ

…

セシル・ナイトメア

ドラコ、面白そうな席に座っているね

ドラコ・マルフォイ

代わってやりたいぐらいだ…

セシル・ナイトメア

遠慮しときまーす

セシル・ナイトメア

この人が血みどろ男爵なのかな？

ドラコ・マルフォイ

知るか！そもそも銀色の血がべっとりなんだから当たり前だろう…

グリフィンドールにて

シェーマス・フィネガン

どうして血みどろになったの

ほとんど首無しニック

私、聞いて見たこともありません

ソイミュ・ノーウェア

ハッカキャンディ持って行こ

ハリー・ポッター

あっという間に皿が空っぽになったね

パーシー・ウィーズリー

ところがね

パッ

ソイミュ・ノーウェア

！？

ハリー・ポッター

今度はデザートで…

ロン・ウィーズリー

いっぱいに…

ソイミュ・ノーウェア

アイスクリームだ

数分後

シェーマス・フィネガン

僕はハーフなんだ。僕のパパはマグルで、ママは結婚するまで魔女だと言わなかったんだ。パパはずいぶんドッキリしたみたいだよ

ロン・ウィーズリー

ネビルはどうだい

ネビル・ロングボトム

僕、ばあちゃんに育てられたんだけど、ばあちゃんが魔女なんだ

ネビル・ロングボトム

でも僕の家族はずうっと僕が純粋マグルだと思ってたみたい。アルジー大おじさんときたら、僕に不意打ちを食わせてなんとか僕から魔法の力を引き出そうとしたの僕をブラックプールの桟橋の端から突き落としたりして、もう少しで溺れるところだった。

ネビル・ロングボトム

でも八歳になるまでなんにも起こらなかった。八歳のとき、アルジー大おじさんがうちにお茶にきて、ぼくの足首をつかんで二階の窓からぶら下げたんだ。ちょうどそのときエード大おばさんがメレンゲ菓子を持ってきたから、大おじさんたらうっかり手を離してしまったんだ。だけど、僕は毬みたいにはずんだんだ…！

ネビル・ロングボトム

庭に落ちて演認またね。それを見てみんな大喜びだった。ばあちゃんなんか、うれし泣きだよ。この学校に入学することになったときのみんなの顔を見せたかったよ。みんな僕の魔法力じゃむりだと思ってたらしい。アルジー大おじさんなんかとても喜んでヒキガエルを買ってくれたんだ

ハーマイオニー・グレンジャー

ほんとに、早く始まればいいと思うわ。勉強することがいっぱいあるんですもの。私、特に変身術に興味があるの。ほら、なにかをほかのものに変えるっていう術。もちろんすごく難しいって言われてるけど……

パーシー・ウィーズリー

はじめは小さなものから試すんだよ。マッチを針に変えるとか……

ソイミュ・ノーウェア

ふわぁああ…

ソイミュ・ノーウェア

眠い…

ハリー・ポッター

イタッ！

ソイミュ・ノーウェア

ハリー、大丈夫？！

パーシー・ウィーズリー

どうした？

ハリー・ポッター

な、なんでもないです

ソイミュ・ノーウェア

…

ソイミュ・ノーウェア

(位置的に…傷跡？)

ハリー・ポッター

あそこでクィレル先生と話しているのはどなたですか

パーシー・ウィーズリー

おや、クィレル先生はもう知ってるんだね。あれはスネイプ先生だ。道理でクィレル先生がおどおどしてるわけだ。

パーシー・ウィーズリー

スネイプ先生は魔法薬学を教えているんだけれど、本当はその学科は教えたくないらしい。

パーシー・ウィーズリー

クィレルの席を狙ってるって、みんな知ってるよ。闇の魔術にすごく詳しいんだ、スネイプって

アルバス・ダンブルドア

エヘンー…全員よく食べ、よく飲んだことじゃろうから、また二言三言。新学期を迎えるにあたり、いくつかお知らせがある。一年生に注意しておくが、構内にある森に入ってはならぬ。

アルバス・ダンブルドア

これは上級生にも言えることじゃ。何人かの生徒たちには、注意しておきますぞ

ロン・ウィーズリー

フレッドとジョージだ…

ソイミュ・ノーウェア

そんないたずらっ子なの…？

アルバス・ダンブルドア

管理人のフィルチさんから、授業の合間に廊下で魔法を使わないようにという注意がありました

アルバス・ダンブルドア

今学期は二週目にクィディッチの予選がある。寮のチームに参加したい人はマダム・フーチに連絡すること

アルバス・ダンブルドア

最後にじゃが、とても痛い死に方をしたくない者は、今年いっぱい四階の右側の廊下には入らぬことじゃの

ソイミュ・ノーウェア

痛い死に方？

ソイミュ・ノーウェア

そんなのが学校に用意されてるだなんて

ソイミュ・ノーウェア

世界一安全な学校どこ行った

ハリー・ポッター

まじめに言ってるんじゃないよね？

パーシー・ウィーズリー

いや、まじめだよ

パーシー・ウィーズリー

へんだな、どこか立入禁止の場所があるときは、いつも必ず理由を説明してくれるのに……森には危険な動物がたくさんいる。それはだれでも知っている。せめて僕たち監督生にはわけを言ってくれてもよかったのに

アルバス・ダンブルドア

では、寝る前に校歌を歌うとしようぞ！

ソイミュ・ノーウェア

校歌？！

ソイミュ・ノーウェア

今、先生達の笑顔が強張ったような…

アルバス・ダンブルドア

みんな自分の好きなメロディーで！では、さん、し、はい！

皆

ホグワーツホグワーツ
ホグホグワツワツホグワーツ
教えてどうぞ僕たちに
老いてもハゲても青二才でも
頭にゃなんとか詰め込める
おもしろいものを詰め込める
いまは空っぽ空気詰め
年んたりエやらがらくた詰め
教えて価値のあるものを
教えて忘れてしまったものを
ベストを尽くせばあとはお任せ
学べよ脳みそ腐るまで

ソイミュ・ノーウェア

洗脳かな？

ロン・ウィーズリー

凄い批評家だね…

アルバス・ダンブルドア

ああ、音楽とはなににも優る魔法じゃ

ソイミュ・ノーウェア

泣いてる

アルバス・ダンブルドア

さあ、諸君、就寝時間。駆け足！

ハリー・ポッター

ふわぁああ…

ソイミュ・ノーウェア

眠い？

ハリー・ポッター

うん…

ソイミュ・ノーウェア

僕も

パーシー・ウィーズリー

ピーブズだ

ソイミュ・ノーウェア

ん？

ハリー・ポッター

え？

ロン・ウィーズリー

何て？

パーシー・ウィーズリー

ポルターガイストのピーブズだよ

パーシー・ウィーズリー

ピーブズ、姿を見せろ

ポン

ハリー・ポッター

わっ

パーシー・ウィーズリー

『血みどろ男爵』を呼んできてもいいのか

ポン！

ピーブズ

おおおおおおお！かーわいい一年生ちゃん！なんて愉快なんだ！

ヒューン

ソイミュ・ノーウェア

わわっ

パーシー・ウィーズリー

ピーブズ、行ってしまえ。そうしないと男爵に言いつけるぞ。本気だぞ

ピーブズ

ベーっだ！

ガラガラ

パーシー・ウィーズリー

ピーブズには気をつけたほうがいい

パーシー・ウィーズリー

ピーブズをコントロールできるのは『血みどろ男爵』だけなんだ。僕ら監督生の言うことでさえ聞きゃしない。さあ、着いた

太った婦人

合言葉は？

ソイミュ・ノーウェア

合言葉？

パーシー・ウィーズリー

カプート　ドラコニス

パッ

ソイミュ・ノーウェア

！

ハリー・ポッター

！

ロン・ウィーズリー

！

パーシー・ウィーズリー

さあ、入って

ネビル・ロングボトム

の、登れない

ソイミュ・ノーウェア

ネビル、足持ち上げるから

ネビル・ロングボトム

ああ、うん…ありがとう

ソイミュ・ノーウェア

わあああ…

ソイミュ・ノーウェア

肘掛け椅子…暖炉まである

ソイミュ・ノーウェア

って…

ソイミュ・ノーウェア

1人部屋かいな

ソイミュ・ノーウェア

寮生活の醍醐味全て奪われとる

ソイミュ・ノーウェア

まあいいや

ソイミュ・ノーウェア

あ、フィア！

フィア

ホー

ソイミュ・ノーウェア

元気だったー？

フィア

ホー

ソイミュ・ノーウェア

あ、そうそう

窓を開け

ソイミュ・ノーウェア

羽を伸ばしておいで

フィア

ホー！

ソイミュ・ノーウェア

…

ソイミュ・ノーウェア

ふわぁああ…

ソイミュ・ノーウェア

もう寝よ

ソイミュ・ノーウェア

パジャマ、パジャマっと

数分後

ソイミュ・ノーウェア

おやすみ〜

ソイミュ・ノーウェア

わあああ…

ソイミュ・ノーウェア

すごく綺麗な星空…

？？？

でしょでしょ！

？？？

パパにもママにも教えてないんだ

？？？

秘密の場所

ソイミュ・ノーウェア

…いつか、みんな連れて行きたいね

？？？

うん！

？？？

今度はお弁当を持って行こう！

フィア

ホー

ソイミュ・ノーウェア

ん…？

ソイミュ・ノーウェア

おはよう、フィア

フィア

ホー

ソイミュ・ノーウェア

何だろう…

ソイミュ・ノーウェア

すごく良い夢を見ていたような…

ソイミュ・ノーウェア

気のせいかな…？

ソイミュ・ノーウェア

オルゴール聞こ…

数分後

ソイミュ・ノーウェア

あー…落ち着いた…

ソイミュ・ノーウェア

着替え終わったし

フィア

ホー

ソイミュ・ノーウェア

おはよ、みんな〜

ハリー・ポッター

ソイミュ、おはよ

ロン・ウィーズリー

おはよ〜

ロン・ウィーズリー

いや〜朝からあちこちハリーの話で持ちきりだぜ

ソイミュ・ノーウェア

朝からこの量…流石に多くないかな？

ロン・ウィーズリー

まあダラダラしたら授業に遅れるしね

ソイミュ・ノーウェア

じゃ、早く行こう

ハリー・ポッター

うん

ソイミュ・ノーウェア

階段待ってー！

ハリー・ポッター

ジャンプしないでー！

ロン・ウィーズリー

止まってー！

ピーブズ

わーっと？！

ピーブズ

一年生ちゃん迷ったのー！？

ガラガラ！

ソイミュ・ノーウェア

わっ！

ピーブズ

遅れちゃうね〜遅れちゃうね〜

ソイミュ・ノーウェア

あっ！あっちには血みどろ男爵様！

ピーブズ

！

ロン・ウィーズリー

逃げろ逃げろー！

ハリー・ポッター

走れ走れー！

数分後

ソイミュ・ノーウェア

はあ、はあ…

ハリー・ポッター

ソイミュ凄いよ…

ロン・ウィーズリー

まったく、天才だ！

ソイミュ・ノーウェア

一か八かだったし…

ソイミュ・ノーウェア

一時的だよ

ソイミュ・ノーウェア

どこに行けば…

ロン・ウィーズリー

この扉とか？

ハリー・ポッター

あるかも

ソイミュ・ノーウェア

開けようか

アーガス・フィルチ

お前達…

ソイミュ・ノーウェア

はっ…あの…フィルチ、さん

アーガス・フィルチ

ここは四階の廊下だ！

アーガス・フィルチ

無理に押し入ろうとしたのか！

ソイミュ・ノーウェア

いいえ、違います…

ハリー・ポッター

僕ら…その…

アーガス・フィルチ

黙れ！

アーガス・フィルチ

地下牢に閉じ込められたいか！

ロン・ウィーズリー

ヒェッ…

ソイミュ・ノーウェア

ご、ごめんなさい…

クィリナス・クィレル

あ、の、その、フィ、ル、チ、さん

アーガス・フィルチ

！

アーガス・フィルチ

クィレル教授！

クィリナス・クィレル

も、もうすぐ、で授業、もは、始まり、ます、し

アーガス・フィルチ

しかし…

クィリナス・クィレル

それ、に

クィリナス・クィレル

彼、ら、は、新、入生で、

クィリナス・クィレル

まだ、学校、の構造を、全て、覚えてない、かも、しれ、ない

アーガス・フィルチ

…けっ

アーガス・フィルチ

今度入ろうとしてみろ…

クィリナス・クィレル

さ、君た、ち

クィリナス・クィレル

早く、行きなさい

ソイミュ・ノーウェア

ありがとうございます！

ハリー・ポッター

ありがとうございます…

ロン・ウィーズリー

ありがとうございます！

数日後

ソイミュ・ノーウェア

(それからの授業はやっぱり大変で)

ソイミュ・ノーウェア

(水曜日の真夜中には、望遠鏡で夜空を観察し、星の名前や惑星の動きを勉強しなくてはならなかったし、週に三回、スプラウト先生と城の裏にある温室に行き、「薬草学」を学ぶ。不思議な植物や植物きのこの育て方、どんな用途に使われるかなどを勉強する。)

ソイミュ・ノーウェア

(どうもネビルは、薬草学が得意らしく、とても知識が豊富だった)

ソイミュ・ノーウェア

(どうも説明口調だが、その辺は考慮してほしい)

ソイミュ・ノーウェア

(何とも言えず、不思議なのが、「魔法史」で、これは唯一、ゴーストが教えるクラスだった。ビンズ先生は昔、教員室の暖炉の前で居眠りをしてしまい、そのときすでに相当の歳だったんだけど、翌朝起きてクラスに向かうのに生身の体を教員室に置き去りにしてしまったのだそうだ。先生の物憂げであまりに一本調子の講義のせいで、生徒たちは名前や年号をノートに取りながら、うっかり悪人エメリックと奇人ウリックを取りちがえてしまったりするのだった。)

ソイミュ・ノーウェア

(「妖精の呪文」はフリットウィック先生の担当だった。ちっちゃな魔法使いで、本を積み上げた上に立ってやっと机越しに顔が出るほどだった。最初の授業で出席を取っている際に、ハリーの名前を見つけて興奮し、キャッと言ったとたんに転んで姿が見えなくなってしまった。)

ソイミュ・ノーウェア

(マクゴナガル先生はやはりほかの先生とはちがっていた。逆らってはいけない先生だというハリーや僕の勘は当たっていた。厳格で聡明そのものの先生は、最初の授業で生徒たちが着席するなり説教を始めた。)

ソイミュ・ノーウェア

(それが、今)

ミネルバ・マクゴナガル

変身術は、ホグワーツで学ぶ魔法の中で最も複雑で危険なものの一つです。いいかげんな態度で、私の授業を受ける生徒は出ていってもらいますし、二度とクラスには入れません。はじめから警告しておきます。