人間M
……ここは?
白
いらっしゃい。
白
人間さん。
人間M
あなたは誰ですか?
白
私の事なんてどうでもいいわ。
白
あなた、事故にあったのよ。
人間M
そう…なんですか?
白
えぇ。
白
安心なさい。
白
これから四年後いい事があるわ。
白
それまで頑張って生きなさい。
白
いいわね?
人間M
はい…分かりました。
白
じゃ、お大事にね。
あの世にいる、神の白。
白は、人間の先の寿命を見て 現世に返すのが
白の仕事。 そして、もう一人。
黒
白ー。
黒
仕事のほうは、どうだ?
あの世にいる、神の黒。
黒は、人間を殺し 地獄に落とすのが仕事。
白
ちょっと聞いてよー、黒ー。
黒
どうした?
白
また、人間が
白
迷い込んじゃってさー。
白
返すのも一苦労だよ。
黒
いいなー白は。
黒
そんな楽な仕事ができて。
白
全く良くないわよ!
黒
俺なんか地獄に落とすんだぜ?
黒
人の悲鳴なんて、
黒
聞きたくないんだよ。俺は。
黒
もっと幸せな声が聞きたいんだよ。
白
悪魔のくせに。
黒
なっ!
黒
俺は悪魔なんかじゃねぇよ!
白
あはは!
お互い、自分の仕事が嫌いだった。
だが二人はすごく仲が良かった。
そんなある日。
黒
あーあ!
黒
俺って人を助ける事は
黒
出来ないのか…?
黒
ん…?
黒
あそこに倒れているのは、
黒
人間…か?
黒
…………
黒
やってみるか。
黒は、 人を助けようとした。
自分の命を削ってまで。
黒
こうか?
黒
お!出来た!
黒
白に伝えよう!
黒
いや…
黒
ちょっと待てよ。
黒
白に言ったら、
黒
どう言われるか分からない。
黒
ここは、黙っておこう。
黒は、白に黙って 人助けをした。
それとともに 黒の命は削れていった。
そして、十人の人間を助けたとき 黒は空気と同化するように 消えてしまった。
過去田
いやー!
過去田
やっぱり将棋強いですねー!
過去田
浜離宮さんは。
浜離宮
飯、奢れよ?
過去田
もー!
過去田
分かりましたよ!
白
ちょっと!
白
アンタたち!
過去田
おーー!
過去田
白さんじゃないですか。
過去田
どうしたんですか?
白
どうしたじゃないわよ!
白
黒が消えちゃったの!






