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ゆき
ゆき
ゆき
ゆき
ゆき
ゆき
ゆき
紗央莉
私は中学3年生
この頃はずっと受験勉強をしている
今も受験勉強中だ
紗央莉
紗央莉
そんなときだった
パサッ
紗央莉
窓のところに紙飛行機が 落ちていた
紗央莉
開いて見ると
俺は央介 いつも何やってんの? ま、よろしくな
と、書いてあった
窓の外を見ると
隣の家の窓から男子が 私に向かってピースした
紗央莉
紗央莉
腹が立っていたこともあり
私は舌を出して
なんなの? 分かんないの?受験勉強!
そう書いて紙飛行機にして飛ばした
央介
彼は少し不機嫌になった
私は受験勉強に戻った
それからも紙飛行機は続いた
私は相変わらず意地悪な対応をした
でも、彼は毎日紙飛行機を飛ばした
紗央莉
うっとうしさを感じながら
今日はどんなことが 書いてあるんだろう?
と、楽しみにしていた
夏が過ぎて、秋になり、 秋が過ぎて、冬になった
そんな ある日
今まで毎日届いていた紙飛行機が
届かなくなった
なんだか不安になってしまった
次の日も、また次の日も
紙飛行機は来なかった
紗央莉
紗央莉
紗央莉
私は紙飛行機を飛ばした
何回も、何回も
でも、央介くんの窓が空いて
紙飛行機を読まれることがなかった
ゆき
ゆき
ゆき
ゆき
ゆき