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「料理上手のゾムさん」
仕事が最近忙しくなった
家に帰るのも遅くなってしまう
それなのに、いつも家にはあの人がいる
貴方
一人暮らしだから返事なんか……
ゾム
そういうと、エプロン姿のゾムさんが現れた
貴方
ゾム
貴方
貴方
ゾム
「んじゃ!」というとキッチンの方に戻っていった
いやいや何勝手に人のキッチン借りてんの
LINEとかでそれくらいいってくれればいいのに…
貴方
ゾム
ゾム
ゾム
そう言ってくっく○っとのようなページを見せる
ネットで検索した感じダダ漏れ
貴方
貴方
ゾム
ゾム
貴方
ゾム
めんどくさい
ゾムさんのことだ、「作りすぎてもうたw」とか言いながら地味に食害する気だ
でも、料理は実にうまい
美味しかった覚えがある
貴方
ゾム
貴方
茶番が始まる
いや、そもそもストーカーを目の前にして、家に入れて茶番など
頭がおかしすぎる
ゾム
鼻歌を歌って作ってるゾムさんは超御機嫌
てゆうか、ゾムさんが作るとか、珍し……くもないか………
貴方
そっといなくなろうとした時
ゾム
ゾム
まるで嫌味のようにいう
ずっしりと重くなった体では寝れそうにないので
席に座り待つことにした
貴方
ゾム
ゾム
貴方
そんなことを言ってると
ゾム
貴方
ゾムさんの腕の中には
作ったんであろう
食べ物がたくさんあった
貴方
うん、言葉の通りたくさんだ
今現状、二人しかいないのにこの量は……
“食害”の予感しかない
貴方
貴方
ゾム
そう言ってテーブルに並べるが、もちろん入りきらない
貴方
思わず悲痛な叫びを漏らす
ゾム
ゾム
貴方
よし、諦めてくれ
ゾム
貴方
嗚呼、この流れどこかでみた
と思いながら無理やり食べ物を押し込むゾムさん
いや、マジそんなに食べれないんです……
貴方
危険信号を送る
手のひらでバッテンを作るが、そんなの構いなし
ゾム
ゾム
貴方
いや、美味しいですけども
量のせいで味覚失いそうですわ
その後も無理やり食べさせられた
正直その後の意識がないと言っても過言ではない
ただ起きた時、テーブルの食器は片付けられ、皿洗いまでされていたことには感心した
3話終了です