ヌッシ
ヌッシ
今回多分難しい言葉がいっぱい入ると思います。
ヌッシ
本人様関係❌パクリ❌地雷様🔙
学園から離れた黒い森は、夜になると深い霧と魔力のうねりに満ちていた。
ここは古来より、属性魔法の残滓が漂う異質な場所だ。
その中心に、闇の組織の魔導士たちが集い、淡い灯火の魔法陣を見下ろしていた。
数日前から魔導士達は桜属性と呼ばれる魔力を追っていた。
桜は繁栄・癒し・浄化を象徴する特異属性であり、闇の力とは相反する。
本来なら闇の魔導士たちが触れることも出来ないほど柔らかい魔力───
だが、その希少さ故に彼らにとっては注目の的でもあった。
魔力探知の術式は何度も反応し、しかしすぐ霞む。
まるで何かの魔力の輪郭を覆い隠すように、ふわりと形を失ってしまうのだ。
魔導士達はそれを制御または封印と判断した。
まだ未熟で、未覚醒で、自覚のない持ち主なのだろう。
数日かけて探知を続けた末、ついに確信に至った。桜属性の気配は学園にある─── いや、学園の誰かの中に宿っている。
その小さな光はとても儚く揺らぎ、弱く消えそうで、それでいて奥に膨大な力を秘めていた。
同じ頃、学園の寮の一室。 LANは胸の辺りに手を当て、ゆっくりと息を吐いていた。
理由の分からない熱さが、ここ数日たびたび胸を満たすようになった
痛みではない。
ただ心臓の奥にもうひとつの脈が打っているような、重く、深い感覚。
夕方になると決まってその熱は強くなり、LANは何度も窓の外を見てしまう。
遠くに何かが呼んでいる─── そんな気がしてならなかった
一瞬、視界の端で淡い桃色の光が揺れた。桜の花びらのようにも見えたが、瞬きをすると消えていた。
LANは首を傾げながら、カーテンを閉めた
夜が更けるほど、学園の周辺には目に見えない魔力の糸が張り巡らされていった。
闇魔導士たちは森から離れ、学園に近い外壁の影へと移動し、術式を次々に展開していく。
小さな魔法陣が浮かび上がり、花属性特有の魔力を探知する。
花属性は周囲に溶け込みやすく、普通の闇魔導士なら見逃すほど弱い。だが、闇魔導士たちの探知は繊細で、確実に1人を指し示した。
寮の廊下、数ある部屋のうちごく一部にだけ微かな桜の息吹が漂っている。その揺らぎは、持ち主の心の動きに連動するかのように脈打っていた。
そしてついに、個人名が割り出された。
LAN───
未覚醒で、力の扱いに不慣れ。今なら奪取は可能。しかも本人はまだ、自分が狙われていることを知らない。
闇魔導士たちは気配を完全に消し、学園内部の侵入ルートを確保していった。
今回はここまで!
ヌッシ
次回→♡1200
コメント
2件
わー!!💦 また見るの遅れた…💦 (タメ失礼!) ごめーん💦💦 これからෆ押してくる!! (もちろん1200まで☆) ゆっくりで大丈夫だよー!! ちゃんと休んでねー! 難しい言葉多かったけどまぁ多分大丈夫(?)