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歌大好き(作者)

皆さん、こんにちは!作者の歌大好きです!前回にクロージングを見事に忘れてしまいました!すみません!

桜子

…勉強で精神的に疲れてて、参ってたみたいだから。

一回は、許してください…

歌大好き(作者)

これからは気を付けます!
本当に、申し訳ありません!

桜子

じゃあ…早速

歌大好き(作者)

はい!いきましょう!

桜子

第9話、「決意の色とは」

レッツ始め

えっと…二人とも大丈夫?

潤一郎

今日は元気がないね…

桜子

…正座で説教された。

精神攻撃…

…二人ともお疲れさま。

潤一郎

飲み物でも、あげようか?

鏡花

クレープ、食べに行こう。

昨日は帰ったらビシッと叱られた。 空のところは分からないけど… 江戸川さんだから精神的な説教だと。

ナオミ

ですが、ナオミは吃驚しましたわ!今回はお二人の方が非が大きいと思います!

鏡花

私も。あの人達に目をつけられたら、良いことなんかないから。

桜子

…分かってるけれど。

分かってながら、あんなことをやったのかい?しかも、注意をしたけれど。

桜子

う"っ…

乱歩

次にあんなことあったら、本気で怒るからね。分かった?

────は、はい…

そう言えば、社長は桜子ちゃんと空ちゃんをどうすると言っていたんですか?

乱歩

社長はもう少し様子を見るんだって。

その間は、私と乱歩さんが面倒を見ることになったのだよ。

晶子

社員にはしないのかい?

乱歩

分かんないや。ま、社員にしても事務員じゃない?

晶子

そうだろうねぇ。

社員…武装探偵社の…

独歩

大変です、急ぎ戦闘要員は準備をして外に出れるように!

どうしたんだい、国木田くん。

独歩

どうしたところではない!とある百貨店で爆弾魔が人質をとって脅している。

え?!な、なら…早く行かないと!

晶子

少し待ちな、道具の鞄を持ってくる。

ナオミ

兄様、気を付けてくださいね!怪我をしないようにですわ!

潤一郎

うん、ありがとうナオミ。

火急の依頼らしく、全員が 素早く動いている。

乱歩さん、二人を頼みます。

乱歩

分かってるさ。皆、いってらっしゃい!

桜子

いってらっしゃい…

怪我、しないように。

鏡花

ありがとう、いってきます。

賢治

ありがとうございます!

そうして、ほぼ全員が依頼に向かって 残ったのは私と空と 江戸川さん、ナオミさんの 四人だけになってしまった。

桜子

(無事だと良いけれど…)

────先生のようには…ならないで

桜子

ねぇ…先生。決意って…なに?

────決意?どうした、誰かに 言われたんか?

桜子

総司令官に…言われた、決意を持って戦うように、って…

────決意か…桜子には少し、難しいかもしれへんな…

桜子

なんで…?私がただの殺戮兵器だから?

桜子

感情を持ってはならない、存在だから?

桜子

…人を殺したから?

────どれも不正解や。良いか、桜子。 アンタはまだ、本当に大切なものが 何なのかを理解しておらへん。

桜子

本当に…大切なもの?

────そうや。いつか桜子にも大切な ものが分かったなら、決意が 何なのか分かる。それまで、待っとれ。

桜子?桜子…!

桜子

っ、どうかした?空。

ううん…先刻から静かだったから。

桜子

あ、そう…ありがとう。

どうやら昔のことを思い出して、 呆然としていたようだった。

桜子

そう言えば、江戸川さんは?

ナオミ

乱歩さんなら、急に用事を思い出したと言って出ていきましたわ。

桜子

用事?

大事な用事だって…

ナオミ

何なのでしょう…依頼された殺人事件か何かなのでしょうかね。

そうかも…

────ピリリリ~!

ナオミ

あら、電話ですわ。

桜子

(電話…誰から?)

ナオミ

はい、武装探偵社ですわ。あら、敦さん。事件は解決…まぁ!そうなのですか?!

桜子

…空。

うん…厭な、予感がする。

ナオミ

ですが…乱歩さんは今、急用で居ない状態ですわ…

恐らく爆弾魔にてこずって いるのだと思う。 しかも、人質まで…

ナオミ

社長にですか…分かりましたわ。今、すぐに知らせて…

桜子

待って、ナオミちゃん…

ナオミ

桜子さん?空さんまで…

私と桜子が行く。貴女は事務所にいて。

ナオミ

っ、ですが…!

桜子

大丈夫、場所は把握してる。それに…

────簡単には死なないから。

ナオミ

分かりました、ナオミは待っていますわ!怪我なしで帰ってきてください!

分かった、桜子。

桜子

うん、行こう。

そうして私と空は、事務所を出た。

出た瞬間に百貨店に向かって走る。 空は器用にもハッキングまで、 しているようだ。

桜子

空、今の状況を教えて。

百貨店の5階のロビーで爆弾魔と人質がいる。柱の後ろなどで作戦会議をしてるみたいだけど…

桜子

人質はどんな人?

外見からして、十歳くらいの男の子。

桜子

ロビーへの移動経路は?

階段とエレベーター、あと外にある非常階段の三つ。エレベーターは犯人のすぐ横にあるから無理、階段は封鎖されてる。

桜子

なら、非常階段しかないか…私の体力で何秒かかる?

三十秒くらい。

桜子

分かった、空はどうにかして階段から。私は、非常階段で犯人から人質を保護する。

探偵社から持ってきた麻酔銃を渡す。

桜子

空は犯人をお願い。

了解、司令官。

桜子

はぁ…その呼び方、やめて。

桜子

私は先に行く。空も気を付けて。

分かった、また後で。

────風殺の任務、開始。

桜子

(非常階段の構造は回り階段…なら、手すりを使って行ける。)

一番下の手すりを掴み、そのままジャンプする。一気に5階まで上がったが、 状況確認のため手すりを掴んで そのままぶら下がった。

独歩

聞こえんか!銃を下ろせ!

黙れ!探偵社!

桜子

(…声からして非常階段はロビーから少し、離れてるか…丁度良い。)

手すりを掴んで、着地し ドアを開けた。

桜子

(ロビーに入ったのは良いけれど…爆弾魔が興奮しているなら容易くは近づけない。)

一体、どうしようか…

晶子

どうするんだい、今の彼奴に説得は無理だよ。

それに、拳銃とは…趣味が悪い。

潤一郎

僕の細雪を使えば、どうでしょう?

独歩

だが、爆弾の制限時間は三十秒だ。その間には、子供を助けられん。

鏡花

夜叉白雪でも効率が悪い。

三十秒か…

桜子

…(大切なもの、か)

おい!聞いてるのか?!

男の子

怖いよぉ!ママ!

桜子

(…誰かにとって大切なもの)

このままだと、会場の全員が死ぬぞ!

桜子

っ、(全員が…?それは!)

心の中の何かが脈を打つ。 苦しい、痛い…失いたくない。

桜子

(それだけは駄目!)

分かった気がする。 大切なもの…

桜子

ふぅ…っ!

ロビーまで全速力で走り、 そのまま男の後ろへとジャンプした。

え、もしかして…桜子ちゃん!

なんだ、小娘が…!

桜子

っ!

足の蹴りで銃を破壊し、爆弾の ボタンを外へと投げた。

こいつ…!

桜子

空!

分かった。

────バシャッ~!!

先刻から待機していた空に、 声をかけた。 狙いはスモーク装置。 これも、空が作ったものだ。

桜子

君、大丈夫?

男の子

うん!ありがとう、お姉ちゃん!

桜子

そう…なら、良かった。

独歩

この大莫迦者たちが!!怪我をしていたらどうするつもりだった!!

桜子

…ごめんなさい

晶子

全く…とんだ無茶をするねぇ。

帰ったらこっぴどく怒られた。

乱歩

やっぱり、君達は無鉄砲だなぁ。

…次からやめます

まぁまぁ、国木田くん。そんなに怒らなくても良いじゃないか。

独歩

太宰!貴様は、この状況を理解してないのか?!

勿論、理解してるさ。でも、桜子ちゃんと空ちゃんのお陰で子供は無事に救出。犯人も捕まえられたでしょ?

独歩

それはそうだが…

乱歩

ま、今回は見逃してあげたら?

独歩

乱歩さんまで…

と、二人に折れた国木田さんだった。

それでも、良く決意したね。

桜子

え…決、意?

そうだよ、頑張ったね。

桜子

決意したんだ…

そうか…これが、決意。か。

歌大好き(作者)

今回はここまでです!

歌大好き(作者)

そして、小説の題名を変えました!

桜子

色のない灰色の世界
~色彩をみつけた~

この話が出たから

歌大好き(作者)

段々と主人公達が色を見つけていきますよ!それでは、次回まで!

桜子

バイバイ

バイバイ

色のない灰色の世界~色彩を見つけた~

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