死にたがりの殺し屋

ヨコハマの人気がない港の廃倉庫内

あ､､､っ､､､ぁぁああああああ！！！！！

鈍い音とともに、悲鳴が上がる

ゆるっ､､､ゆるしてくれぇ､､､！

許しを乞う声がする

い"っ､､､！！！！あ"、がっ！！！

無視するように、鈍い音が響く

あ､､､っ､､､

やがて、静寂に包まれた廃倉庫内で

ただ一つの黒い影が小さく笑った

マスター）ありません

マスター）今日は何があったのですか？

マスター）そうですね

マスター）太宰さんが話し相手になって欲しいそうですよ

マスター）どうぞ、中原さんの分ですよ

マスター）飲みきるまで、帰らないでくださいね

マスター）もう十分楽しそうですよ

太）楽しくない！！！ 中）楽しくねぇ！！！

代金だけ置いて帰ろうとしたが

クイッと袖を引かれた

必死に体を揺さぶって起こそうとするものの

起きる気配は一向に無い

マスター）ふふっ、随分とお疲れのようですね

パチッと二人の目が合う

お互いの顔を見るうちに、最悪最低の嫌悪感に包まれた

中）なんで一緒に寝てんだよ！？ 太）なんで一緒に寝てんの！？

部下）､､､どうされましたか？

部下）あ、えっと､､､先程から溜息ばかりですので､､､

やめろ､､､やめてくれ､､､っ

､､､っ！

く､､､来るな､､､！

引き金に指をかけた瞬間

上から重力に押し潰された

あがっ､､､！

う､､､ぐっ､､､

標的が持っていた筈の銃を拾って

容赦なく撃ち込んだ

ぁぎゃあぁああああああ！！！

そう呟いて

ゆっくり身体が傾いた

次回へ続く