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夢小説でこんなに泣いたの久しぶりです。とても素敵です
(多分)明日続き出します✨ 楽しみにしてくれると嬉しいです✨
大森元貴side
救急車の中、涼ちゃんは止血されていた
涼ちゃんの手をもう一度握る
手は相変わらず冷たい
涼ちゃんの顔色も悪いまま。
涼ちゃん、死なないよね、死なないでよね
その時だった
涼ちゃんが目を開いた
wki.
若井が涼ちゃんの名前を呼ぶ
俺は黙ったまま涼ちゃんの手を握りしめた
fjsw.
fjsw.
そう言って涼ちゃんはまた目を閉じた
そして病院に着く
涼ちゃんは集中治療室に連れて行かれ、緊急で手術されることになった
その甲斐あってか、涼ちゃんは一命を取り留めた
でも、いつまで経っても涼ちゃんは目を覚さなかった
涼ちゃんの意識が戻らないまま、三日が経った
俺たちはMrs.GREEN APPLEを活動休止にした
俺もソロでの活動を休止した
テレビでじゃ涼ちゃんの事故についてなにも触れていない
涼ちゃんが目が覚めたとき、テレビが来たら嫌だからだ
そしてきっと涼ちゃんも世間に言ってほしくないというと思うから。
そして涼ちゃんを轢いた犯人は逮捕された
犯人は涼ちゃんを轢いたあと若い男の人も轢いて電柱にぶつかったらしい。
そして今拘置所にいる。
警察に問い詰めて聞くと、犯人は
Mrs.GREEN APPLEのスタッフの一人だった
『私は悪くないので…!』
そう言ってレコーディングルームから逃げ出した、涼ちゃんを罵倒したスタッフ。
それを聞いた瞬間、煮えたぎるような怒りがまた込み上げてきて。
拘置所で特別に行われた面会でも、俺はスタッフに言ってはいけない言葉を言ってしまった
それでも 『藤澤さんがちゃんとしないのが悪い』 と反省しないスタッフ。
そんなスタッフに殺意さえ芽生えてきて
でも、その怒りを止めてくれたのは他でもない若井だった
“落ち着けない” “あのスタッフを殺さないと気が済まない” “だって涼ちゃんを…!離して若井!”
そう言って若井の手を振り払った俺に、若井は優しい眼差しを向けてくれた
その優しすぎる眼差しに俺は少しだけ落ち着くことができた
若井だって、怒っていたのに
若井だって、あのスタッフを罵倒したかっただろうに
俺を止めるためだけに冷静でいてくれた
若井が、すごく大人に見えた
それから俺たちは涼ちゃんに毎日会いに行った
綺麗な顔をして目を閉じる涼ちゃんに謝った
ずっと、後悔していた
あの時スタッフに構わずに涼ちゃんを探しに行っていたら。
あの時スタッフをもうちょっと早くクビにしていたら。
あの時スタッフを喧嘩していなかったら。
あの時涼ちゃんと一緒にレコーディングルームを抜け出していたら。
あの時の選択を間違えたから、涼ちゃんはこんなことになったんじゃないかって。
そんな後悔を胸に抱いて、ずっと涼ちゃんの側で泣いていた
涼ちゃんの意識が戻らないまま一ヶ月が経った
お医者さんからは 『もうずっとこのままかもしれない』 と宣告された
駄目
駄目、涼ちゃんは、絶対死なない
そんな日だった
いつもと同じ時間に若井と病院に行くと看護師さんが慌てて俺たちのところに来て言った
『藤澤さんの意識が戻りましたよ!』
と。
それを聞いてすぐに病室に向かって涼ちゃんの名前を呼んだ
涼ちゃんは上半身を起こしてこっちを見た
涼ちゃんが動いているのを見るのは一ヶ月ぶりだった
そんな涼ちゃんを見て真っ先に思ったのは純然たる安堵だった
俺は涼ちゃんのそばに行きたくて
涼ちゃんを力一杯抱きしめたくて
若井と一緒に涼ちゃんの元に走った
なのに。
fjsw.
涼ちゃんはそう言った
怯えたような顔をしていた
wki.
fjsw.
涼ちゃんはそう叫びながら無理やりベットから出て俺たちを部屋から追い出した
なんで?
涼ちゃん、どうしたの?
誰か、説明してよ
涼ちゃんのこと、ずっと心配してたのに
だれか、教えて?
こんにちは✨
1000いいねありがとうございます😭 感想もありがとうございます😭嬉しいです🥹
この作品もいいねと感想よろしくお願いします🤲
次は涼ちゃんサイドです✨ 楽しみにしておいてくれると嬉しいです👍
それではまた!