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颯斗
直弥
颯斗
颯斗
颯斗
颯斗は行為中何度もそう聞いてくる
俺はそれに黙って首を縦にふる
颯斗は俺の“いいところ”をよく知っている
思わず声が出そうになるがそれを抑える
ふたりが果てたら後処理をしてすぐ服を着て帰る
俺たちの行為はとても機械的だ
颯斗
全てが終わったあと颯斗は疑問を呈した
直弥
特に、俺の声なんて。
颯斗
直弥
颯斗はまだなにか言いたげだったが俺はこれ以上この話を広げたくなかった
直弥
颯斗
俺と颯斗は付き合っていない
今の関係を言葉にするならただのセフレだ
颯斗の欲が溜まったら今日みたいに誘われる
俺から誘うことは無い
けれど颯斗の誘いを断ることもない
そんな関係がもう半年は続いているだろう
始まりは簡単だった
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