さっき、さとみくんが家を出ていった。
僕とさとみくんはさっきまで口論していた。
遡ること数分前.......
ころん
僕は元気よくドアを開けて
家に入った。
さとみ
さとみくんは
まるで死人のような目をしながら僕を見てきた。
ころん
僕は、キョトンとしながら
さとみくんに問いかけた。
さとみ
さとみ
僕の予想外の答えが返ってきた。
ころん
さとみ
さとみくんは
怒っていた。
ころん
ころん
僕は正直に言った。
さとみ
さとみ
ころん
ころん
さとみくんは僕の事を睨んできた。
怖かった。背筋がゾーっとした。
さとみ
さとみ
さとみくんに
1番言って欲しくない言葉を言われた。
ころん
ころん
僕は溢れ出る涙を流した。
さとみ
さとみくんはそう言って
荷物をまとめて家を出ていった。
そして今に至る。
僕はさとみくんが
どこに行ったのかなんてさっぱり分からない。
ころん
ころん
僕はそう呟いて
スマホを取り出し
さとみくんとのラインを開いた。
ライン
ころん
ころん
さとみ
冷たく返されたメッセージ。
僕は怒りがこみ上げてきた。
ころん
ころん
ころん
僕は思ってもないことを送信してしまった。
既読は付いたが
返事がなかなか帰ってこなかった。
数十分後
ピロン
ラインの音が静かな部屋に響き渡った。
僕はすぐにスマホを持った。
さとみくんからきた返事は
さとみ
そう返ってきた。
さっき乾いた涙が
また溢れてくる。
僕は止まらない涙を流し続けた。
そして涙が乾いた後に
誰かに慰めて欲しかったから
るぅとくんの家に行った。
るぅとくんの家に着いて
すぐにチャイムを鳴らした。
案外早く出てくれた。
るぅと
るぅと
るぅと
るぅとくんはすぐ心配してくれた。
ころん
ころん
るぅと
るぅと
そう言って
るぅとくんは家の中に入れてくれた。
リビングについて
僕はソファにちょこんと座った。
るぅとくんも隣に座ってくれた。
るぅと
僕は今までの事全部話した。
あの、ラインも見せた。
るぅとくんはラインをまじまじと見た後に
ふふっと笑った。
ころん
るぅと
僕は首を傾げた。
意味が分からなかった。
するとるぅとくんが
るぅと
そう言われて
僕はラインを見た。
さとみ
ころん
僕は気づいた。
さとみくんからのラインを縦読みしたら
「おれはすき」
だった。
僕は、また泣いた。
でもこの涙は嬉し涙だ。
ころん
ころん
ころん
るぅと
ころん
ころん
るぅと
ころん
るぅと
ころん
ころん
僕はるぅとくんに深々と頭を下げた。
るぅと
そして僕はるぅとくん家を出た。
家に向かって行った。
早くさとみくんに会いたい。
早くさとみくんに抱きしめてもらいたい。
そんな事を思いながら走った。
そして、家に着いた。
僕は静かにドアを開けた。
ころん
返事がない。
足音を立てながらリビングに向かった。
リビングのドアを開けた。
さとみくんは携帯をいじっていた。
僕に気づいてない?
僕は不安になりながらさとみくんの肩を叩いた。
ころん
さとみ
ころん
ころん
僕は微笑んだ。
さとみくんは僕を抱きしめてくれた。
さとみ
さとみ
さとみ
さとみくんは
必死に謝ってきた。
ころん
ころん
こんな僕たちが
将来結婚するなんて
今の僕は考えてもなかった。
コメント
54件
結婚式編みたいです!(わがまますいません)
好き( ´•౪•`)スゥキスキッ
さとみさんロマンティックやね……