侑李
侑李
(全体公開...っと
侑李
(よし、完成した...!
侑李
(今日はギリギリだったけど、
侑李
(結構いいのができたな!
原 侑李 23歳 職業 ... 携帯型小説家 (TELLER社員 )
本宮
侑李さん
本宮
どうです?今回は
侑李
あ、結構いいですよ!
本宮
恋愛系ですか?
侑李
はい
侑李
今回は、シンプルに、ドラマみたいな、奇跡の出会いを、物語にしました!
本宮
いいですねぇ~
侑李
ありがとうございます
本宮
あ、
本宮
すみません、ちょっと会議が始まるので、これで....
侑李
はい、また
侑李
(はぁ、疲れた~
?
....すみません
侑李
....はい?
?
これ、落としました?
侑李
あ!...はい
侑李
ありがとうございます...
侑李
(うわ...イケメン....
?
原稿...ですか?
侑李
あ、はい...
?
小説家なんですか?
侑李
まぁ...いちおう
?
すげぇ!そーゆう人、初めて会ったわ!!
侑李
どうも....
?
....あ、なんかすみませんっ
?
じゃ、しつれいします!
侑李
....あ、はい
侑李
侑李
(なんだったんだろう....
侑李
(これじゃまるで、ドラマみたい...
侑李
あ...
侑李
(もしかして、私の小説...
侑李
(...そんなわけ、ないか
数日後
本宮
侑李さん
侑李
はい
本宮
ちょっと、今日から、担当変わることになってるって、言いましたよね
侑李
あ!はい
本宮
それで、ちょっと挨拶に...
?
失礼します...
?
今日から、侑李さんの担当をします
?
松山です
侑李
....!?
松山
....あ!
本宮
え、知り合い??
松山
まぁ、ちょっと笑
侑李
は、はい...
本宮
それならよかった
本宮
じゃあ、あとはよろしく
松山
はいっ!
本宮
またね、侑李さん
侑李
はい!ありがとうございました
松山
....あの
松山
ここで、働いてたんですね
侑李
まあ....
松山
TELLER の小説家、だったんですね
侑李
....なにか?
松山
いえっ!十分すごいです!!
侑李
ははっ笑
松山
なんで笑うんですか!?
侑李
ごめんごめん笑
侑李
(やばい、楽しい
侑李
侑李
(待って、この流れ...
侑李
(私が書いたのと、全く同じ....
侑李
松山
─さんっ!
松山
侑李さんっ!
侑李
はっ、はいっ!
松山
ところで、今回は、どんなものを?
侑李
あ、あぁ
侑李
今回は、ホラーを
松山
どんな感じですかっ?
侑李
結構、グロテスクかな~...
松山
おぉ....
侑李
主人公が、毎日、死体を見てしまう...
侑李
ってゆう感じの物語ですね
松山
非日常すぎますね笑
侑李
あはは笑
侑李
まあ、そうゆう方が、ウケるので笑
松山
そうなんですね~
本宮
松山!
松山
はいっ!
本宮
ちょっと、来て
松山
はい!侑李さん、しつれいします
侑李
侑李
(私は、帰るか
侑李
(ふー、今日もおわった~
侑李
(今日は、パーっと飲もうかな
ドチャッ
侑李
え....?
侑李
侑李
きゃああぁぁぁああっ!
侑李
侑李
しっ....
侑李
死体っ....!?!?
ザワザワ ザワザワ
男性A
大丈夫ですかっ!?
侑李
は、はい....
男性A
男性A
これは...
男性A
飛び降りですね...
侑李
あ...
侑李
このビルから....
男性A
警察...呼んでおきました
侑李
ありがとうございます...
侑李
(怖い...帰ろう....
侑李
(どうして...危なかった
侑李
(ギリギリで、もし、あと半歩前に進んでたら....
侑李
(考えただけでも、恐ろしい....
数日後
松山
おはようございます。侑李さん!
侑李
あ...おはようございます
松山
なんか、顔色悪いですよ?
松山
体調、大丈夫ですか?
侑李
....そう?
侑李
体調は、大丈夫だけど...
侑李
実はね....
松山
そんなことが....
松山
それに、毎日なんて....
侑李
そう....
侑李
ちょっと...精神的に、ね...
松山
もう今日は、帰った方が、いいですよ
侑李
ううん、大丈夫....
松山
そうですか...あまり、無理はしないでくださいね...!
侑李
ありがとうございます...
松山
松山
あ、
松山
侑李さん
侑李
...なんですか?
松山
ちょっと僕、今からおかしいこと言いますね
侑李
....え?
松山
もしかして、この、侑李さんの状況って、
松山
侑李さんが書いた物語と、同じ....
松山
じゃないですか?
侑李
え...?
松山
つまり...
松山
侑李さんが書く、小説の内容と同じことが、現実にも起きてしまう
松山
って、ことではないでしょうか....
侑李
松山
なんて...信じるわけ、ないですよね笑
侑李
そう...かもしれない....
松山
え?
侑李
実は、松山さんと出会った時も、
侑李
私が書いたものと、すごく似ていた....
松山
....そんなこと...あるんですね
侑李
あっ...
松山
ど、どうしましたっ?
侑李
あの、物語のラストはっ....
侑李
侑李
すいませんっ、私、帰りますっ
松山
え、あ、はい!
侑李
またっ....
松山
はいっ...気をつけて....
松山
(どうゆうラストだったんだろう....
侑李
はぁっ、はぁっ....
侑李
やばい...早く人がいるとこにっ....
侑李
侑李
はっ....!
グサッ
侑李
ぅ....うぅ....
バタンッ
侑李
はぁ....はぁ....
侑李
(やっぱり、そうだったのね....
侑李
(ラスト、主人公は、連続殺人犯に殺されて、死ぬ...
侑李
(そして...そのあとは....
ズルッ ズルッ
侑李
(そいつの、死体コレクションとなって....
侑李
(いなくなる........
侑李
数日後
本宮
松山、ちょっと....
松山
....はい
本宮
侑李さんのことなんだけど...
本宮
なにか知ってること、ある?
松山
実は、
松山
そんなこと、ありえないと思うんですが...







