泥棒の正体は…
陽我(ねる様の執事)
お、お前は…
崇了(みる様の執事)
窃盗の指名手配犯…!
ねる・みるお嬢様
ウルフ…?!!
ねるお嬢様
どうしてウルフがここに?!
ウルフ
そ、それは…
陽我(ねる様の執事)
答えろ…!
ウルフ
…っ
ウルフ
「あるもの」を探しに来たんだよ…
みるお嬢様
「あるもの」?
陽我(ねる様の執事)
それはなんだ?
ウルフ
姫国にある巨大金庫の鍵だよ…
崇了(みる様の執事)
で、でもあの金庫は…
みるお嬢様
誰も開けたことないのになんでここに鍵が…?!
あおさん(国の王様)
そうじゃよ…!なぜここに鍵があると思ったんじゃよ!
ウルフ
とぼけてんじゃねーよ!
ウルフ
てめー、窃盗犯のボスだろーが…!!
ねる・みるお嬢様
え…?
あおさん(国の王様)
な、なにを…!
崇了(みる様の執事)
それは本当か?
ウルフ
あぁ…
ウルフ
姫国には昔からあの金庫があって…
昔、姫国にとても大きい金庫がありました
その金庫は誰も開けたことがなく、
人々の誇りでした
「あの金庫には何が入っているんだ…」
「きっと、たくさんの金貨が入っているに違いない…!」
「鍵はどこにあるんだ…?」
しかし、その言葉はもう手遅れでした
すでに窃盗犯たちに盗られていたのです…
ウルフ
その窃盗犯のボスが、こいつだったってことだ…
あおさん(国の王様)
それは認めるよ…
あおさん(国の王様)
だが、わしは鍵なんぞ持ってない!
ウルフ
どうしてだ…!
あおさん(国の王様)
お前の仲間に渡した…
ウルフ
なんだと…!?
みるお嬢様
誰に渡したの?
あおさん(国の王様)
それは自分たちで探せ…
あおさん(国の王様)
わしらは警察に行くぞ…
ウルフ
お、おい…!
ウルフ
教えろよ!
あおさん(国の王様)
お前さんに教えても無駄じゃ
あおさん(国の王様)
グループに入ってないんじゃから
ウルフ
くそっ…
2人は警察に連行されていった…
みるお嬢様
あーあ…
みるお嬢様
別荘買ってもらえると思ってたのに…
ねるお嬢様
お父さんに頼めばいいじゃない!
陽我(ねる様の執事)
許してもらえるでしょうかね…
崇了(みる様の執事)
もう別荘の話ですか
陽我(ねる様の執事)
これで一件落着ですね!
ねるお嬢様
まさかあおさんも窃盗犯だったとはねー…
みるお嬢様
お父さんに報告しよ!
崇了(みる様の執事)
さて、帰りますか
ねるお嬢様
そうね
ねるお嬢様
もう夜中だし
陽我(ねる様の執事)
2時間も経ってしまいましたね
みるお嬢様
車の中で寝るかー…
王様とウルフは警察署に連行され、お嬢様たちは無事に姫国に帰ることができた
7話に続く