0️⃣
(帰るか)

0️⃣
(あ、赤ペン切れたんだった。書店寄ろ)

信号を待っていると、金髪の若い男と、黒髪で40代半ばくらいに見える、
隣のカップル?が何やら話していた。
聞きたくもないし、興味もないが
うるさかったので、聞こえてしまった。
?
◯◯さんと別れるの悲しいなぁ…

男
俺も君と別れたくないけど、仕事があってね…

?
そうだよね…

?
お仕事頑張ってね!

男
ありがとう

0️⃣
(あの金髪、どこかで聞いたような声…)

0️⃣
(なーんか既視感あるんだよな…)

男
じゃあ、また今度

?
うん…

黒髪は信号を渡り、金髪は黒髪を
ずっと見ているような構図。
しばらくして、金髪は、元の道に戻った
0️⃣
(どうしよ。声掛けよっかな…)

0️⃣
(けど、見間違いの可能性あるし…)

0️⃣
やばっ

0️⃣
赤ペン、赤ペン…

0️⃣
あった。

0️⃣
(外寒いから出たくない…)

?
あれっ!0️⃣君奇遇〜

0️⃣
!🦍さん

0️⃣
(なんでいつも会うんだよ…)

🦍
「なんでいつも会うんだよ」

🦍
みたいな顔してるね

0️⃣
!

🦍
その反応的に図星かな?

0️⃣
よく会うな〜って思ってただけです

🦍
違ったか…

🦍
当てられたと思ったんだけどなー

🦍
🦞みたいにはいかないか…

🦞
俺みたいにはいかないってどういうこと?

0️⃣
うわっ!

🦍
!

🦍
(なんでここに…)

🦞
で、🦍?どういうこと?

🦍
えー、教えないとダメ?

🦞
ダメ

0️⃣
あの、邪魔になるので、別のところ移動した方が良いんじゃ…

🦍
そうだね

🦞
じゃあ、カフェに。

0️⃣
じゃあ、俺はこれで…

出口の方に向かおうと振り返った時、
🦞の方に腕が引っ張られた。
🦍
!…

🦞
0️⃣先輩も一緒に行きましょうよ!

0️⃣
え、けど2人の邪魔になるんじゃ…

🦞
全然大丈夫ですよ〜

🦞
ね、🦍?

🦍
大丈夫だけど、0️⃣君にも予定あるんじゃない?

🦞
ないよ

0️⃣
なんで知って…

🦞
簡単ですよ

🦞
大体、書店に行ってる限り、ある程度暇であることが伺えます。そして、バイトは届け出が必要ですし、0️⃣先輩の近くにある塾は、夜19時以降しか授業がないはずです。

0️⃣
確かに予定はないよ。

0️⃣
けど、なんで俺の個人情報知ってるの?

🦞
言ったじゃないですか。

🦞
「俺の権限」だって。

0️⃣
ちなみに、どこまで行使できるの?

🦞
知っても無駄だと思いますけど…

🦞
理事長解雇とかくらいですかね?

0️⃣
なんで「権限」を持ってるの?

🦞
個人情報なので教えられません。

0️⃣
(まぁ、そう簡単に教えられないか)

🦞
話長くなりましたけど、カフェ来ますか?

質問してるように聞こえるが、🦞の目は
「絶対来いよ」と読み取れる目だった。
0️⃣
…行っても良いなら

🦞
やった〜!

🦍
🦞、いい加減腕、離したら?

🦞
確かに〜

🦞
もしかして、嫉妬した?

🦍
別に。

🦞
えー!嘘だー!

0️⃣
あの、はやくカフェ行きましょう!
