TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

死神の婚約者

一覧ページ

「死神の婚約者」のメインビジュアル

死神の婚約者

8 - 第8話 終わりが近づく

2024年06月04日

シェアするシェアする
報告する

数ヶ月後

私はまた戦場へと戻ってきた

共和国が帝国へ攻め入るという情報が入ってきたからだ

スヴェア

警告する

スヴェア

ここの線を越えて入るな

スヴェア

入るならば

スヴェア

私は貴方達を殺す

敵兵

魔道士…

敵兵

っ…卑怯者が

スヴェア

……

敵兵

降りてこい!!

敵兵

我々は不利な地上で戦っているんだぞ!!

スヴェア

卑怯者…

スヴェア

卑怯者…ねぇ…

言われた通り地上に降りて銃を構える

スヴェア

1人の兵士を数十人で囲む方が卑怯者だと思うがな

敵兵

っ…撃て!!!!

スヴェア

…愚か者め

この戦争はいつ終わるのだろうか

終結するように頑張っているが終わりが見えない

……

出来ることなら早く帰って会いたい

スヴェア

ロザンナ…

ルベイル

久しぶりだな

スヴェア

……貴様

スヴェア

…ルベイル

ルベイル

覚えてくれてたんだ!

ルベイル

そりゃ光栄

スヴェア

………

ルベイル

今度こそ決着を付けよう

ルベイル

スヴェア

ルベイル

父さんの仇!!!

スヴェア

……

スヴェア

悪いが

スヴェア

私も帰らないといけない

スヴェア

妻が待っているんだ

ローダン

………

ルーク

言わなくてよかったのか

ルーク

スヴェアに

ローダン

……ああ

ルーク

…もうすぐ戦争は終わる

ルーク

終わらせるんだ

ローダン

そうだな

ローダン

終わらせないとな

ローダン

もうこれ以上

ローダン

国民が死ぬのを見たくは無い

ルーク

……

ローダン

ルーク

ローダン

任せたよ

ルーク

…ああ、行ってくる

扉が閉まる音が響いた

ローダン

さて…

ローダン

私もやらないとな

2年前

俺の父さんはこの女に殺された

それを聞いた瞬間身体中から何かが湧いてきて

気づけば魔法を使っていた

きっと、神様がこの女を殺す力を与えてくれたんだ

だから、だから俺はこいつを絶対

ルベイル

殺す…!!!

スヴェア

………

スヴェア

なんで戦争なんか

スヴェア

あるんだろうな

ルベイル

…なんだよいきなり

スヴェア

そんなものなかったら

スヴェア

お前の父も

スヴェア

お前も死ぬ事が無かったのにな

ルベイル

何を言って

ヤツはそう言うと手に持った銃を俺に構えた

ルベイル

はっ、お前の弾が俺に当たるとでも

前みたいに全部避けきってやる

それで油断した所を貫通魔法で…

スヴェア

……

スヴェア

お前も私も

スヴェア

天国には行けないな

ローダン

もう、終わりにしよう

ローダン

この戦争は我々の親の代から始まったこと

ローダン

我々に争う理由などあるのか

「………簡単に終わらせることは出来ない」

「いくつか条件がある、貴様らはそれを承諾できるのか」

ローダン

…善処する

ルーク

スヴェア!!

現場に到着して空を見上げるとスヴェアともう1人の男が重なっていた

スヴェア

……

ルベイル

く…っ…そ…く…っ…そ!

ルベイル

お前だけは絶対…絶対…

ルーク

スヴェア…

しばらくすると男は地上へと落ちていった

ルーク

ルーク

や…った…のか…

ルーク

スヴェア

スヴェア

……団長…

ルーク

良くやった…!!!

ルーク

さぁ、帰ろう、

ルーク

他の部隊も…

ルーク

そして陛下から戦争終結の伝令も…!!

スヴェア

…良かった

彼女は全く振り向かずそう語るから

違和感が募った

そして何故か不穏な空気を感じた

ルーク

スヴェア…?

ルーク

どうしたんだ…

ルーク

早くこちらへ

スヴェア

っ…

よく見ればポタポタと彼女から何かが垂れ流れていた

ルーク

…スヴェア…

ルーク

まさか…

スヴェア

…妻に…すみませんと…

彼女がゆっくりと傾いていくから、直ぐに彼女を支えた

ルーク

馬鹿野郎…

ルーク

絶対に言うなよ

ルーク

置いてくんじゃねぇ…!!

スヴェア

…っ…はぁ…

脇腹のシャツが濡れてポタポタと赤い液体が流れていた

早くしないと、このままだと…

絶対に死なせはしない

ルーク

帰ろう

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚