廉
俺たちが誘拐(?)されて一週間が経った。
廉
でも未だに俺たちが失踪したというニュースはテレビなんかで放送されていない。
もしかしたら……
廉
俺たちの親は俺たちが誘拐されることを知っていたのかもしれない。
紫耀
急に呼び出しておいてこの話!?
ある日の晩、俺はみんなを部屋に呼び出してこの話をし出した。
海人
あ、でもたしかに流れないよね!!
優太
親がなんも考えてないだけかもよ……??
紫耀
絶対アイツが記憶消してるんだって!
Dr.JIN
こーんにーちはー!!
廉
小学生か!!
Dr.JIN
いやぁ、みんなばっかりずるい……ったあ!?
Dr.JIN
紫耀、何してんだよっ!!
紫耀
うるさいから一発…ね?
海人
紫耀ナイスー!
廉
んで、いいタイミングで来てくれたんであっさり聞いちゃいますけど、真相はどうなんです?
Dr.JIN
もっちろぉん!
Dr.JIN
消して差し上げてるんだヨ!!
紫耀
ハイ。ペナルティーでその場で一発ギャクもしくはモノマネ!!
Dr.JIN
しょうがないなぁ
Dr.JIN
ピッピッピッピッ…非常口〜!!(キンプるのやつです)
しーん
廉
あの…えーっと
海人
クソつまんないです、Dr.JINさん
優太
ていうかいい加減、なんで俺たちが起用されたのか教えてくださいよ!
廉
そーだそーだぁ教えろぉ
Dr.JIN
しょうがないなぁ
それはある日のことだった。
俺と同じタイミングで誘拐されたマブダチ、玄樹からメールが来た。
玄樹
ジン、聞いて。
Dr.JIN
何?なんかあった?それもアイツらのことで
アイツらとはこの世界ー人間界ーを虎視眈々と狙っている、幽霊集団のこと。
玄樹
そう、アイツらがついに動き出したの。
玄樹
来年の5月23日、人間界を征服する、百鬼夜行をやるって。
Dr.JIN
百鬼夜行!?
玄樹
止めたきゃ幽霊を制圧しろって団の本部にメールが来たらしい。
Dr.JIN
メールっていうか……脅迫状……
玄樹
でも、僕達に勝ち目なんか無いよ……だって何度も勝負を挑んでいるのに、一度も勝てていない……!!
Dr.JIN
……新しい人材を集めてこないと…ってことでいい??
玄樹
そんな、無茶だよ!!
玄樹
もういないよ!霊感がある人も、訓練したら強くなりそうな人も……
Dr.JIN
そういうとおもってさ、
Dr.JIN
探しといたよ
玄樹
え!?
Dr.JIN
ガッチガッチに霊感ある子とちょっとある子と、あんまり無いけど鍛えれば強くなる子。計四人。
玄樹
ジン、お願い、その子たちを鍛えて!!
Dr.JIN
お任せくださいな!!
Dr.JIN
というわけ。
廉
そんなことが……
紫耀
先言ってくださいよ!そしたらもっとちゃんとやってたのに!!
廉
それ、どゆことw
海人
とにかく、今は……えーっと、3月25日…もうすぐで4月…
優太
え、すぐじゃん!!
廉
とりあえず、今は訓練頑張ろ?