とある放課後、帰るためにリュックに荷物を詰めていたとき
北斗
底に入っていた紙を見つけた
きれいに四つ折りになっていた紙を開くと「ケーキね」と書いてある
北斗
北斗
俺が話しかけるまで分厚い国語辞典を眺めていた冰に話しかける
…栞挟んでる、初めて見る。辞書にしおり挟む人。
冰
何となく覇気がないけど、ここ逃したら多分もう行かない気がするから言っちゃう
北斗
北斗
休日にあまり来ることはない駅前で、スマホを触っている人物に声を掛ける。
冰
冰
「ううん、今来たところ✨️」と言わない辺り、冰っぽい。
北斗
冰
北斗
冰
北斗
冰
唐突に、一番最初の行き先が決定?
北斗
冰
現在、試着室から出られないっていう状況。
…詳しく言うと、次から次へと松村が服を押し付けてきて簡易ファッションショー…的な?
冰
同じ店内にいるにも関わらず、走り去っていった松村にそう連絡する。
予想通り既読はつかない。
…服いらないんだけどな、別に。
あのあと、結局試着していた服をそのまま買ってご満悦な松村を横目に歩を進める。
北斗
冰
北斗
冰
北斗
冰
北斗
冰
北斗
冰
北斗
冰
北斗
松村はニコニコしながらそう言ってくる。
冰
北斗
冰
北斗
冰
北斗
「なんかこう…キラキラ?が足りない」と付け加える松村。
…かなり心外。
冰
北斗
冰
北斗
冰
北斗
今は露店のクレープ屋に来ているところ。
…ケーキ屋は満員で予約取れてなかったから行けなかったというか、何というか、
北斗
クレープを食べる冰の隣で謝罪を述べているとふと目がこちらを向き俺の頭に手が伸びてくる。
…え、俺頭撫でられてる?
北斗
北斗
冰
北斗
冰
戸惑って行き先に困っていた左手にクレープ代を乗せられる。
北斗
脳に体が追いついて手元に向けていた目線を上げても目的の人は居ない。
北斗
そんな願いを込めて一旦手を合わせておいた。
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