TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

一方その頃、十和子の方では…。

十和子

はぁ、はぁ…。

十和子

どうしよう…ここどこ…?

十和子

お兄ちゃん…。

お兄ちゃんはいつも私の手を引っ張ってくれてた。だけど…。

十和子

…お父さんとお母さんがいなくなってから変わっちゃったなぁ…っ

目の前の屋敷を見上げながら私はそう呟く。

十和子

うっ…ひっく…

その時、近くでガサガサと音が鳴り、数人の男の人達が私の前に現れた。

???

あぁ?…んだコイツ

???

この辺じゃ見かけねぇ顔だな

???

当たり前だろ、どうせアイツらの後を追ってきたとかじゃねぇの?

???

おいガキ、こんなとこで何してんだ?あ?

十和子

ひっ…あ、あのっ私は…

???

コイツ、顔つきは悪くねぇな。いっちょ発散するか?

???

最近すーぐ誰かさんが殺しちゃうからなぁw俺も溜まってんだよなぁ…

???

じゃあコイツ連れてくか

???

そうだな、こっち来いや

リーダーらしき男の人が私の手を引っ張る。

十和子

(やだ…痛い、怖いよ…誰か助けてっ…!!)

私がそう願った時だった。

一瞬、カチリと音が鳴ったのは気の所為だろうか。

閉じていた目を開けると、目の前にはさっきお兄ちゃんのところにいたお姉ちゃんがいた。

暁月 トコ

十和子ちゃん、大丈夫!?

十和子

お、お姉ちゃん…!?

???

コイツ、俺の腕にナイフ刺しやがって…

???

ボス、大丈夫ですか!?

???

…というか、お前…。

???

「花鳥風月」の『暁月トコ』か!?

???

暁月って…

???

はっ、暁月の嬢さんか。そいつぁ厄介な相手なことで

暁月 トコ

十和子ちゃん、これで目を隠して手で耳を塞いで!!

私はお姉ちゃんにマフラーを渡される。

私は言われた通り、マフラーを目に巻いて手で耳を塞いだ。

その頃、希樂達の方では…。

十六 優

…行っちまったか

虚無 梨

十和子さん達が無事だと良いんですけどね…

雪原 日葵

それで、肝心の屋敷はというと…。

虚無 亥織

…ん?ちょっと待って

希樂

どうしたんだよ?

虚無 亥織

これ…私達逆方向に来ちゃってない?

皐月 青葉

ってことは…

その場の全員の顔が凍りつく。

希樂

おい、だから何の話をして…

十六 優

おい、希樂。今すぐ山を降りろ

希樂

は!?なんで…

雪原 日葵

希樂さん、落ち着いて聞いて下さいね

虚無 梨

十和子さんが走っていった方向に屋敷がある可能性が高い…つまり

皐月 青葉

ってことは…

雪原 日葵

「十和子さんが主犯格の人達と鉢合わせしてるかもしれない」

希樂

おい、それって…!?

虚無 亥織

とにかく急ごう。下手したらとこ嬢もどうなるか分からないからね

するとその時、遠い方から微かに悲鳴が聞こえてきた。

十六 優

もう始まってんのか…行くぞ!!

希樂

…待ってくれ!!

希樂が叫ぶ。そして…

希樂

…俺も行く。十和子を助けたいんだ…!!

皐月 青葉

…じゃあ、一つだけ約束して。

皐月 青葉

これから起こることは大人の人にも絶対に言っちゃだめだよ。いい?

普段温厚な青葉が真剣な顔で念を押す。

それでも希樂は怯まなかった。

希樂

絶対言わない!!だから…俺も行かせてくれ!!

虚無 亥織

…じゃあ、どうなっても知らないからね

虚無 梨

兎に角(とにかく)、急ぎましょう

梨の一言で、全員が走り出した。

はなの(作者)

はい、てな訳でいよいよ戦闘に入っていきます!

はなの(作者)

また見てくださると嬉しいです!

はなの(作者)

コメント待ってま〜す!

私達の夜が明けた時

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

100

コメント

3

ユーザー

戦闘!?(´。✪ω✪。 ` )(厨二病)

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚