玉雪
ねぇ、貴方。
グルッペン・フューラー
おお、玉雪!どうかしたか?
玉雪
今日何の日か覚えてる?
グルッペン・フューラー
今日?今日か…ふむ、忘れる方が難しいゾ。
グルッペン・フューラー
Alles Gute zum Geburtstag.
グルッペン・フューラー
玉雪、お誕生日おめでとう。
玉雪
ふふ…速いわね
玉雪
私が死んでからもう十四年になったわ
グルッペン・フューラー
時の流れは速いな…
グルッペン・フューラー
あれからもう8年か…
玉雪
そうね…
玉雪
ねぇ、貴方。あの子達はもう強くなった?
玉雪
貴方の側に居てくれている?
グルッペン・フューラー
昔の問いの答えを今求めるか?
玉雪
ええ。私、決めたことがあるから。
グルッペン・フューラー
わかった。今答えよう。
グルッペン・フューラー
アイツらは信用できる。
グルッペン・フューラー
永遠に側にいてくれるさ。
玉雪
そう。ならよかったわ。
玉雪
私の分も幸せにね、総統。
グルッペン・フューラー
認めてくれてありがとう。
グルッペン・フューラー
お前も居てくれたら良かった。
玉雪
ふふ…私だってそうよ、側に居たかった。
グルッペン・フューラー
わかってる…でも忘れるのは難しい。
玉雪
まぁ、私は…そうね。
玉雪
貴方に看取ってもらえたから良かったわ。
玉雪
最期まで一緒に居れたのだもの。
グルッペン・フューラー
そうか…そうか、そうだよな。
グルッペン・フューラー
俺が死ぬ時は迎えに来てくれるか?
玉雪
勿論よ…貴方を独りにはさせないわ。
玉雪
だから、私の分もきちんと生きて。
玉雪
しっかり生きて…幸せにね。
グルッペン・フューラー
ああ。ありがとう。
グルッペン・フューラー
側で見ててくれるか?俺の夢の果てを。
玉雪
ずうっと側に居るわ。
玉雪
でもたまには此処に帰ってきてね。
グルッペン・フューラー
嗚呼、その通りだな。
グルッペン・フューラー
全然帰れていなかった。
玉雪
ふふふ…此処で会うのはまた来年ね。
グルッペン・フューラー
ああ、そうだな。
玉雪
来年迄はしっかり幸せに生きてね。
グルッペン・フューラー
わかってる。もう行くよ。
玉雪
行ってらっしゃい。お気を付けてね。
グルッペン・フューラー
また会おう。玉雪。