行かないで…

どうして...？ 証拠もないのに僕を疑うの...？ なんで...

バレたのだろうか 2人にも 疑われちゃうの？

ふと手に目線を向けると 昨晩切った所が出血して乾いた血によって 塞がっていた

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ガチャ

パタン...

行きたくないな...

周りの人達の目が痛い

いつも気にしないのに

やっぱりもう色んな人たちが 知ってるのかな... 僕がマネージャーを虐めたっていう嘘を

また不破さんのこと考えてる もう居ないのに...

ピンポーン

ドアを開け、顔を少し出す

奥から声が聞こえる

玄関に入り靴を脱ぐ

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分かってる きっと今朝のニュースだ きっとこの2人も疑うんだろな...

ほら 合ってた

やっぱり聞かれるし

きっとこの2人にも疑われて 嫌われるのかな...

え...？

嘘だ... そんな... 信じてくれるの...？

ほんとに...？

2人の言葉を聞いたらブワッと 目尻が熱くなって、目の前が潤んでた

俯き目元を手で隠す

気がつくと僕は 嗚咽をこぼしながら話し続けてた

そんな僕を見て 弦月と長尾はただ話を聞いてくれて 傍に居てくれた

誰からも信じて貰えてなかった僕には 2人に信じて貰えたことが十分すぎるほど心強くて、 少し肩が軽くなった気がする

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