本当はこわい話
小林丸々.作
こないだ家に帰ったら、 玄関のドアのカギが、 かかってなくてさ、 泥棒かな...と思って、
おそるおそる部屋入ったら、 かなり荒らされてて、 やっばーと思った。
で、すぐに押し入れの中を 確認してさ。
そしたら、 カラになってたからさ、
あ、
これ犯人 アイツだわ、
ってすぐわかったんだ。
すぐに警察行かなきゃーと思って、 近所の警察署に向かって、 車飛ばしたんだ。
そしたら、 途中の道で、 運良く、 アイツが走ってるとこに 追いついてさ。
「おい!止まれ!」
って、クラクション鳴らしたら、 すごく驚いた顔して、 すぐに、 その場にへたりこんだんだ。
だからオレ、車降りて、
「逃げられると 思ったのかよ」
って言ったんだ。
そしたら、
「ごめんなさい。 ごめんなさい」
って必死に謝るんだよ。
どうしてやろうかと 思ったんだけど、 その時にスマホにメールが 来たんだよね。
だから、
「もう、いいよ」
って言って、 そのまま見逃してやったんだ。
オレって優しいからさ。
そこら辺はキッチリしてて、 ちゃんと逃がしてやるんだよ。
身代金さえ 払ってくれればね
コメント
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意味が分かった人はいるかな??解説は明日!