憂
ゲホッゲホッ
憂
ごめんね、皆
憂
私、体調悪いかもしれないから帰る
Mira
じゃあボク達送るから、じゃあね!
ミラ
またね、無事でいてね
ミラ
私も玄関まで行く
階段
正直に言うと私は憂が何を想像したのか分かっていた
今も何を背負って、引きずっているのか分かる
彼女は優しくて友達想いすぎた、ただそれだけだった
Mira
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10
Mira
10段に増えてる…
憂
いっ……やだもう10段なの?嫌だよまだまだここに居たかった、ミラと毎年会いたい
憂
あ、ごめん気にしないで
玄関
Mira
じゃあね
ミラ
バイバイ
憂
ま、またね…
Mira
あ、無理しないで!?
ガチャン
ミラ
皆行っちゃったのか…
ミラ
そういえばカイと常子と憂とMiraって、本当に仲良いのかな
ミラ
なんか…嫉妬とかありそうで怖い
ミラ母
あら、もう皆帰っちゃったの?
ミラ
うん
ミラ
憂が体調悪いかもしれないんだって
ミラ
確かに最近ちょっと変かもしれない
ミラ母
なるほどね…あと、昼ごはんできたよ
ミラ母
大学の友達は午後につくの?
ミラ
うん
ミラ
だから早めに食うわ
ミラ母
分かったわよ
リビング
ミラ
いただきます
ご飯を見ても食欲があまりわかなかった
ミラ母
どうしたの?ミラもおかしいわよ
ミラ
そう?さすがにお母さんにはバレちゃうか
ミラ
憂が心配でさ、、
ミラ母
そうね、でもきっとあの子だから大丈夫よ!今度あったら精一杯寄り添ってあげな
ミラ
分かった!
白くつやつやの白米を口に入れた
さっきと違って喉を通るようになった
不安事が消えた証拠なのだろう
ミラ母
急に表情良くなったじゃん
ミラ
やっぱり?
ミラ母
ミラは優しくて友達想いすぎだからそうなっちゃうの
ミラ母
なんて良い子なのかしら
私の頭に何かが触れた
それは、温かくはないけれど、どこか暖かいものだった
久しぶりに私は優しさに包み込まれた気がして、泣きそうだった
ミラ
お母さんは娘想いすぎるよ
ミラ
ありがとう
ミラ母
あら、早く食べないとご飯冷めちゃうよー?
ミラ
あっ、うん!
これが母なりの受け止め方なのだろう
照れ屋だからこうなっているだけでお母さんは良い人だ
こんな家庭に生まれてきて本当に良かったと思う
ミラ
ごちそうさまでした
ミラ母
皿は洗うから、準備しておきな
ミラ
分かった!でもまだメール来てn
ピロン
ミラ母
来たじゃん
ミラ
確認するね
ミラ
うん、やっぱり着いた報告だった
ミラ
急いで今から行くね っと
ミラ母
いってらっしゃい
ミラ
行ってきます
ガチャ
今でも暖かさが残っている
都会のLEDで照らされてはいたけれど、温かさや暖かさはあまり受けられなかったのが今気づいた
本当なら水無月龍女町に住んでいたい
そう、来たときと違う感情を今は抱いている
ミラ
あっ、急がなきゃ!






